【前半戦回顧】試合出場数で起用法を分析してみる

前半戦を出場試合数から振り返っていくことで、客観的に今季の起用方法、チームの長所、短所をあらためて振り返っていきましょう。

手法としては昨年不定期に掲載していたレギュラーチェックの簡略版で、今回はポジションごとの試合出場数を単純に振替得る方法をとっていきたいと思います。(数字は7/14現在です)

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先発投手

まずは先発として起用された回数の上位を羅列していきたいと思います。

  • 加藤 16先発
  • 上沢 15先発
  • 伊藤 14先発
  • 鈴木 11先発
  • 北山  9先発
  • 上原  8先発

3本柱が順調にローテを守ってくれましたね。

4番手が課題でしたが、ポンセ、金村の早期離脱がありましたが、鈴木、北山がリリーフからの転向ながらも着実にローテを守ってくれました。

上原も復帰後はそれなりのピンチングをしていますが、鈴木が相手に研究されてきているので今後の起用方法が不透明であることもありますし、あと1、2つの先発の枠が空いている状況なので、誰が産めるのかというところでしょうか。

試合を作るという面では、今季あまり心配していないところです。

リリーフ投手

  • チーム内セーブ1位 田中
  • ホールドチーム1位 宮西
  • それ以外で20試合以上登板 玉井、河野、池田、ロドリゲス

田中正義がクローザーにハマったことが投手陣が締まった一番の要因でしょうね。

宮西も前半戦は素晴らしい内容でしたが、ここにきて打たれるシーンが目立つようになってきたのは気がかりですが、池田がとって変わる形でセットアップを務めていることで後ろの安定感が出てきました。

河野は勝ちパターン、玉井はスクランブル要員として機能していますし、ロドリゲスが降格したものの、前年と比較してもリリーフ陣は厚くなっているようです。

捕手・内野手

  • 捕手 伏見 41試合 マルティネス23試合
  • 一塁手 野村26試合 万波19試合
  • 二塁手 石井18試合 谷内16試合
  • 三塁手 野村31試合 清宮29試合
  • 遊撃手 上川畑62試合 水野7試合

野手に関しては、先発出場数の上位2名を併記していきます。

こうみると内野手が固定できていないのが一目瞭然ですね・・・。

三塁手は清宮の故障が影響しており、現在は元気に復帰しているのでここは心配ないのですが、他のポジションは色々な意味で不安です。

ショートは打率1割台の上川畑が圧倒的な先発出場数というのが深刻な状況ですし、セカンドは石井、加藤の戦線離脱が影響していることもありますが、固めることさえできていない状況です。

ファーストはチーム事情で万波がファーストを守る時期もあったこともありますが、本来なら野村でしっかり固めたかったところですが、それができていなかったのが数字にも表れてしまっているようです。

捕手は伏見メインで、マルティネスとの実質併用の体制が確立、あとは伏見が本来の打撃を見せてくれれば、ここは心配ないかとみています。

外野手・DH

  • 左翼手 松本69試合 アルカンタラ8試合
  • 中堅手 江越34試合 五十幡24試合
  • 右翼手 万波53試合 矢澤16試合
  • DH マルティネス23試合 野村14試合

外野はレフト、ライトがしっかり固まっているのですが、センターの弱さが目立ってしまいますね。

江越も守備も素晴らしいのですが、打撃の不安定さはレギュラーとしては物足りないですし、五十幡も素質は素晴らしいのですが、まだまだ経験不足が目立ちます。

センターラインはしっかり固めていきたいところですね。

DHは負傷者などのやりくり枠でもありますが、マルティネスが捕手の時のDHに入る打者がポイントにはなってくるのかなと思います。

まとめ

こうみると今のファイターズが野手に課題があることがはっきりと見えると思います。

特にセカンド、ショート、センターのセンターラインの弱さが際立つ結果となり、打力を求められるポジションでもあるファーストも固定できていないのが、攻撃力不足につながっていることも見えてきます。

こうみると五十幡、加藤豪あたりの覚醒ができるかどうかがカギとなりそうで、この二人が後半反抗のキーマンになってきそうです。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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