【7/6vsソフトバンク14回戦】チームの強さを感じた8回表と脆さを感じた8回裏

よく追いついたんだけどねえ。

123456789R
ファイターズ
0
0
0
1
0
0
1
1
0
3
ホークス
0
0
2
1
0
0
0
1
x
4
スポンサーリンク

主導権を握れなかった制球ミスと暴走

よく追いついた試合ではあるんですが、結局は主導権を取れなかったことが敗戦になったのかなと思います。

3回無死1、2塁でのライトフライからの江越の暴走により三塁タッチアウトでのダブルプレー、その後二、三塁まで攻めるも得点なし。

そしてその裏に江越を刺した柳田に2ランHRを加藤が浴びてしまうという、ファイターズにとっては最悪の展開が待っていました。

4回には無死2、3塁のチャンスを掴むも野村の犠牲フライの1点止まり。

その裏を抑えて反撃ムードを作りたかったのですが、加藤は牧原に被弾し、またしても2点ビハインド・・。

序盤の加藤は要所の制球が甘く、この傾向は前回登板もあったのですが、この試合も同じような失点を喫してしまいました。

今季の加藤はコースを狙う投球が多く見受けられるのですが、やはり絶対的な制球力ではないので、ピンポイントで狙おうとすると、ところどころ甘くなる印象があります。

シビアな投球を求めると、そこまで投げ切ることができないので、そういうところが防御率が良くても勝ち星に繋がらないところかも知れません。

攻撃も江越の走塁ミスが試合の流れを悪くしましたね。

先日の清宮もそうですが、無理して狙わなくていい場面で先の塁を狙ってアウトになるシーンが続きました。

チームで少しでも前の塁を狙うという方針があると思いますが、それにしてもそれは時と場合を考えなくてはいけません。

好走と暴走は紙一重とは言いますが、この2つは好走につながりそうな感じはないプレーでしたので、勿体無いプレーだったし、チームの勢いを削ぐプレーと批判されても仕方ないのかなと思います。

チームの強さと弱さが同居

このまま終われば、一日前のリプレーのようでしたが、今回は打線の意地を見せてくれます。

7回は江越が反撃のHR,そして8回にはアリエルのタイムリーで同点に追いつきます。

江越は本当にいつ打つかわかならない打者で、昨季までの万波以上に予想不可能です。

【追撃タイガ弾】江越大賀『“バット投げの芸術点“が高すぎる件』【今季5号】(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV



打撃開花?と感じた3試合連続HRから一転して大沈黙をしたと思いきや、突然びっくり箱のように長打が飛び出す。

面白い選手ですけど、応援しているチームのファンとすれば、もう少し安定感を求めたいところです。

8回も2アウトから松本、アリエルの連打で同点に追いついたところはチーム力の上昇を感じますね。

相手もモイネロの休養で代役で甲斐野でしたが、相手はどうであれ、一度追いつけたことは評価してもいいかと思います。

しかし、その直後に決勝点をあっさりと許してしまうのも今のファイターズの弱さだったりもします。

河野があっさりと先頭打者にヒットを打たれ、代走・周東に周到に警戒しながらも走られ、またしても柳田に長打を浴びて勝ち越しを許してしまいます。

マリーンズ戦でも書きましたが、ファイターズは終盤に代走のスペシャリストを投入されると確実に自ら崩れてしまいますね。

周東や和田のスピードは確かに脅威ですが、振り回され、投手、野手の注意力が散漫になったところをやられてしまう、そんな繰り返しをこの試合も見せられてしまいました。

揺さぶられると脆いのは、これはチームが本当に強くなっていないことの証左ですし、最初に書いた走塁の件も含めて、判断力、想像力を磨くことが今のファイターズにとって大事なことなんだと思います。

秋季キャンプはミーティングづけもいいのかも知れませんね。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

コメント