先日、こんな記事が載っていました。
【野球】日本ハム 浸透する新庄イズム 万波が口にした「ミスしたらベンチのせい」の意味_(デイリースポーツ)
ちょっと驚いた。16日の中日-日本ハム戦(バンテリンドーム)。トリックプレーを成功させた日本ハム・万波中正外野手が平然と話した。「(失敗しても)ベンチのせいだと思っていきました」-。
【野球】日本ハム 浸透する新庄イズム 万波が口にした「ミスしたらベンチのせい」の意味_(デイリースポーツ)
「ベンチのせい」という言葉はこれまで取材現場で何度も聞いたことがある。決まって首脳陣側から出る言葉であり、選手の口から出てくるのはあまり聞いたことがなかった。あるとすれば首脳陣批判的なもので、そんなチームは決まって崩壊寸前だったからだ。
【野球】日本ハム 浸透する新庄イズム 万波が口にした「ミスしたらベンチのせい」の意味_(デイリースポーツ)
確かに前監督時代には敗戦時、必ず聞こえてきましたね・・・、「俺が悪い」と(笑)
確かにその話を聞いた時は、びっくりしましたし、

いやいや、それ言っちゃうの〜
という感覚でしたが、それを言うことができる空気感があるからこその発言を考えると、少なくとも新庄監督、万波の二人の間は良好だと言えます。
それを証明するようなコメントを新庄監督自身が述べています。

万波君、きのういいコメントしましたね。『ミスしたらベンチのせい』、そうなんです。ベンチのせい、僕のせいなんです。それくらい思い切ったプレーが選手はできるっていうことですよ」。
とは言っても、もちろん全てベンチのせいにしていいわけではありません。
この記事には、このように説明しています。
新庄監督には一貫したところがある。積極的なプレーによるミスはむしろ歓迎する一方で、緩慢なプレーや、消極的なミスについては常に厳しい。その際には「失敗したらオレのせいなんだから」という言葉を付け加えてきた。
【野球】日本ハム 浸透する新庄イズム 万波が口にした「ミスしたらベンチのせい」の意味_(デイリースポーツ)より
見ている側からすると、明らかに「?」な作戦もたまにはありますが、これで上手くいかない場合はベンチの責任と明言していれば、選手とすれば思い切りプレーできます。
新庄野球の細かい野球は躊躇してした時点で失敗になるような、結構リスキーな作戦も多いと感じます。
しかし、このようなリスキーな作戦を行う回数は昨季と比較してもかなり減少しているのは明らかだと思います。
昨季はトライアウトと銘打って戦いましたが、これは選手のトライアウトだけではなく、新庄監督の作戦のアイデアのトライアウトも兼ねていたのではないか?と最近そう感じています。
どの作戦が相手にとって有効か、有効ならばそれはどんなタイミングか、そのようなところをチェックして今季に挑んでいるように感じます。
新庄監督自身で使えると信じた作戦を選手に指示するわけですから、選手には余計なことを考えさせたくない。
だからこそ、「ミスしたらベンチのせい」と監督も言えるわけですし、選手の口からもそのような発言も出てくるわけです。
どんな組織でも責任の所在がハッキリしていると、仕事もしやすいです。
実際に活動している組織人に、必要以上の責任を背負わせないという方法は、組織として非常に動きやすいと思いますし、今回の記事を見てファイターズもいい方向に動き始めたんだと感じました。
というわけで、以上ハムかつサンドでした。
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