交流戦も1試合を残し、終了でファイターズも交流戦の全日程が終了しました。
2018年以来の交流戦勝ち越しとある程度の成果を出しましたが、実際には課題が多く見えた交流戦だったと思います。
というわけで今回は交流戦の成績を見てファイターズの弱点などを改めて掘り下げていきたいと思います。
まずは対戦成績から。
- スワローズ 2勝1敗
- ジャイアンツ 2勝1敗
- カープ 0勝3敗
- タイガース 2勝1敗
- ベイスターズ 1勝2敗
- ドラゴンズ 3勝0敗
カープ戦がもう少し上手く戦えたらなあと感じてしまう数字ですよね。
とはいえ4チームに勝ち越しできたのは収穫ですし、その一方、スワローズ、タイガースには3タテのチャンスもあったのに逃してしまったところもあり、なかなか突き抜けるところまでには至らなかったところです。
次は交流戦のスタッツを見てみると、特筆すべきは12球団ダントツの防御率2.24!!
エラーがなければ、もっと防御率は悪くなる、とおっしゃる方もいると思うので、単純に失点を見ても45でこれもトップで2位の55点を大きく引き離しています。
一方、攻撃ではパリーグ内では4位とそれほど目立つ数字ではなく、2失点以内に抑えた試合で3敗しているということが今のファイターズの課題です。
つまり攻撃力不足です。
攻撃陣の若手に注目が集まることが多いのですが、一方チームの得点力という面ではそれほどではないのが現状です。
本塁打は12球団2位ながらも得点が少ないのは、単純に出塁が少ないと言えますし、本塁打以外の得点パターンがまだまだ確立していないと言えます。
これは、送りバントなどチームの作戦遂行能力が高くないことも原因で、確かに新庄監督が策に頼りすぎな面もありそうですが、でもそれだけではないでしょう。
投手陣は踏ん張っているが、攻撃力不足のためにロースコアゲームを強いられ、そのプレッシャーに負けて守備で乱れる、あるいは攻撃が粗いために、効果的な得点が取れず、主導権を取れずに敗れてしまう、こんな負け方が交流戦で、特にカープ戦で多く目立ってしまいました。
攻撃面では万波、アリエルを中心に長打力はありますが、その一方チャンスメーカータイプの選手で好調な選手が少ないのが問題で、松本もなかなか調子が安定しませんし、上川畑も以前打率1割台ですから、彼らを中心としたいわゆる脇役タイプの奮起が今後の戦いの鍵になっていきそうです。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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