【6/6vs広島1回戦】老獪なバッテリーに翻弄され打線沈黙、宮西粘りきれず

技術に敗れた試合。これが若さですね。

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カープ
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1
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2
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3
ファイターズ
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0
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2
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松本の技ありHRと万波の見逃し三振

松本のHRは見事でしたね。

直前には外のカットボールに手を出し、狙いは外のボールとカープバッテリーに意識づけさせといて、その直後のインコースのストレートを待ってましたとばかりに強振し、レフトスタンドへ放り込みました。

【ド派手にGO】松本剛『豪快先制2ラン!次の打席は“予告シングルヒット“!』(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV



カープバッテリーがまさか松本がランナー3塁の場面で長打を狙っているとは考えているはずもなく、裏を書いてのインコース、そしてその後の攻めでもインコースを意識づけさせておけば打ち取りやすいと考えていたはずですが、その考えを全て読み切ったような松本の一撃でした。

今のファイターズで駆け引きで勝負できる打者は松本くらいですね。

と、これがこの試合のファイターズの敗戦につながるわけです。

カープの大瀬良ー會澤のバッテリーはなかなか巧みでした。

大瀬良は基本的には右打者のアウトローにストレート、カットボールをとにかく集めるピッチングですが、時折、裏をかくようにインコースのストレートが打者の胸元に飛び込んでくるので、なかなかファイターズの打者もランナーを背負うもあと一本が出ませんでした。

5回の万波の打席はまさにその典型で、長打警戒で外中心に攻めると見せかけて、2球目にインコースストレートであっという間に追い込むと、外のスライダーの後、またもやインコースのストレートを投げ見逃し三振。

この打席の万波は完全にカープバッテリーに弄ばれた感じでした。

万波はインコース高めが苦手でもありますので、この打席で万波の頭の中にインコースが強く残ってしまうと、外のボールを追いかけすぎてしまう、昔の万波に戻ってしまわないか、ちょっと心配でもあります。

ランナーを背負いながらも、ホームが遠かったのは、相手バッテリーの配球に最後の最後で止められてしまったからで、1点でも追加点が取れればペースを握れたのですが、それをさせてくれませんでした。

スライダーで仕留められないと苦しい

決勝点を許してしまったのは8回表でした。

宮西が簡単に2アウトをとりながら、秋山にヒット、マクブルームに四球の後、西川に同点タイムリーを打たれてしまいます。

この打席は西川を褒めるしかないですね。

スライダーを外だけでなく、肩越しからもスライダーを投げてきた宮西ですが、それでも西川は食らいついてきました。

別リーグのため、あまり対戦経験もないはずですが、それでも当ててくるのは、さすが天才と言われる西川ですし、西川の頼みの綱のスライダーが当てられてしまうと、最後にストレートを投げて、しっかり流し打ちされて、同点タイムリーを打たれてしまいました。

宮西は球種が少ないですから、武器のスライダーが通用しないと厳しいですね。

若い頃の宮西ならストレートの威力もあったので、押し切ることができたのですが、戻ってきたとはいえ、今の宮西のストレートではヤマを張られてしまうと、打者には対応されてしまいますね。

前回のジャイアンツ戦でもタイムリーを打たれてましたし、セットアッパーとしては少々心配な内容が続いています。

今度西川の対戦するときは、どう攻めるのかは注目していきたいものです。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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