北山さん大活躍、野村の久々の一発と見どころが多い試合でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
ファイターズ | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 10 |
ジャイアンツ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
野村、同級生討ち
前日の試合で敗因の一つで大きくネット上で槍玉にされていた野村。
個人的には確かに打ってくれれば、試合の勝敗は違った可能性はあるけれど、あの代打の意味は新庄監督のコメント通り、試練の一つと見ていました。
このチャンスを活かせるのかどうか、確かにその通りですが、野村の今季のスイングはどこか強引にみえ、どこかスイングの始動が遅いのかな?なんてことを考えていました。
周りがどうこう言うより、一番悩んでいるのは野村ですから、なんでもいいからきっかけを見つけられればと感じていました。
この試合の相手の先発は松井。
花咲徳栄時代の同級生で共に投手としてしのぎを削った間柄でもあります。
野村のコメントが「楽しみたい」と言っていたのでこれはきっかけになるような気がしました。
旧友との初めてのプロの舞台での対戦、松井との勝負に没頭することで、周りの期待やらプレッシャーからは解放されて、ピッチャーとの勝負に没頭できると感じたからです。
第一打席は四球でしたが、見送り方も今までとはよくなっているように見えましたし、そして第二打席についに目覚めます。
外中心の配球から松井が投じたインコース高め、それが高さが甘くなり、野村のスイングが逃さず捉えてくれました。
野村のツボのインコース、松井も知り尽くしてはいるのですが、打者・野村の怖さも知っているがゆえに投げきれなかったかもしれません。
苦しんできた野村の久々の一発、この打席がきっかけになってくれればと思います。
北山二刀流への道(笑)
この試合は北山の頑張りが光りましたね。
投球もそうですが、打撃の方が目立ちましたね(笑)
北山の打撃ってどうなの?と思い、甲子園に出場した2017年の成績を見返すと、打順は6番で3打数2安打となかなかの好成績。
でも、高校時代だよな?と思ったら、まさかの先制タイムリー、普段打席に立たない選手が得点に絡む仕事をするとベンチは盛り上がります。
しかも、打者・北山の活躍はこれだけで終わりません。
6回には高めのボール球を打った打球がセンター前にポトリと落ちてのタイムリーですから。この日の北山はまさしくラッキーボーイでした。
肝心の投球はプロ初の100球超えをしましたが、高く浮いたところを捉えられ、丸の先頭打者HRなど、ところどころで苦しい投球だったと思いましたが、打線の強力な援護もあり、慌てず淡々と投げての7回3失点ですから、まずまずの結果と言えるかもしれません。
大量リードをもらいながら、守りきれない展開もある中、しっかりとゲームを作ったことは評価できます。
あと北山も鈴木同様に突然四球病を発症することがあるのですが、この試合は少なめ、だから相手打線の圧力を受けながらもしっかり投げきれたのかなと感じます。
9番・細川大活躍
攻撃では北山の活躍がある意味目立ちましたが、試合展開を考えると、実は北山の後の9番に入った細川の貢献度がかなり高かったと思います。
北山の同点タイムリーの後に細川がしっかりと得点に貢献する働きをしてくれたからの大勝だったと思います。
2回には松井の高めのボールを引っ張り勝ち越しタイムリー
そして北山2本目のタイムリーの後に新庄野球得意のスクイズを決めてくれます。
投手にタイムリーを打たれた側のショックは大きいと思いますが、その直後にしっかりとしかも2度も後続が得点を挙げてくるわけですから、試合の流れはファイターズに完全に傾くのも当然です。
投手を8番に置く戦略はそれほど変わった作戦ではなくなりつつあります。
と言ってもこの試合の細川9番の意図ははっきりしたものは見えないのですが、結果的に北山に細川が続いたことで試合の主導権をがっちり握ることができました。
と言うことで以上、ハムかつサンドでした。
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