交流戦前なので、ある程度振り返るには良い時期かなと思いますので、ごくごく簡単ですが、振り返るようなことを今回書いていきます。
走る機会は多いけど
まず、気になるのは盗塁成功率です。
まず、と書いて失策数じゃないの?とツッコミが入りそうですが、みんな気づいているから、わざわざ書くこともないですし、あえてなかなか触れなさそうなところに触れていくのがこのブログです。(←そうだったっけ?)
ファイターズの盗塁成功率はリーグワーストの54.2%。
機動力大好き監督が率いているチームとは思えない数字です。
成功率7割以上を超すチームがあるなかで、この数字はなんとも寂しいですし、結構走れる選手いるんじゃないかと思いますが、実は盗塁企図数はリーグトップレベルですが、とにかく失敗が多いのです。
五十幡が離脱までに二桁盗塁をしていますが、失敗も4個と、あの脚力を考えると成功率が低いと言わざるを得ませんし、足と守りでNPBを生き延びたはずの江越も成功2に対して、失敗5と機動力では実はあまり貢献していないとも言えるデータが出てしまいました。
松本も足の状態も影響しているとは思いますが、成功1、失敗5と散々な結果で、昨季の序盤が盗塁でリーグトップを走っていたことを考えると、雲泥の差です。
機動力が武器と言える3選手が成功率が悪く、矢澤も成功、失敗ともに2ですから、こう考えると盗塁技術に問題があると考えるべきかもしれません。
相手投手のセットポジションの癖を見抜くことができるのか、配球を読んで、盗塁しやすい球種を投げるタイミングを見て盗塁しているか。
こう考えると、只々走っているだけで、効果的な盗塁が企図数と比較してもかなり少ないと考えるべきかもしれません。
成功した時の可能性を追求するのもいいのですが、失敗した時のリスクも多少は考えていきたいですし、そのリスクを減らすために走るタイミング、成功できる技術を磨いていくことで成功率は改善していくような気がしますが、どうなることでしょうか。
エラー多発の遠因
次に挙げる数字は奪三振です。
ファイターズはリーグ5位で、最下位のイーグルスに次ぐ少ない数となっています。
三振が少ないとなると、野手の守備機会が多くなり、その結果、失策数が増える可能性があるので、奪三振と失策は実は意外にリンクしていると考えてもいいかもしれません。
加藤のような技巧派が多い投手構成ということもありますが、三振が取れる投手はどんどんとってほしいところですが、リリーフ陣もそれほど奪三振能力は高くはないので、ロースコアの接戦でファイターズが耐えきれず、敗戦になると言った傾向もこの数字で見えてきます。
バファローズ、ホークスのような投手王国のようなチームですと、奪三振能力が高い投手が揃っていますし、力で押し切れる投手ばかりですから、守備で破綻する機会が少ないと言った側面もあるかもしれません。
今季途中から、今いる選手たちが、急に奪三振能力に目覚めることは難しいですが、今後の編成ではその面を考えて、補強やドラフト戦略に活かしてきれればと思います。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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