【5/27vs楽天11回戦】ドキッ!左ばかりの鈴木対策もシンカーで凡打の山

特徴ある一人の投手の対応でチーム力を測ることができるんだなあ・・・。

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ファイターズ
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イーグルス
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左を並べただけでは・・・。

中5日で鈴木、今季一番野球の勉強の教材になりそうな投手かも知れません、ここまで投げてくると(苦笑)

その鈴木が今回どうなるか?というのがこの試合の焦点ですが、イーグルスの対策は浅村以外全員左打者を並べてきました。

対左打者の被打率が悪い鈴木対策、そしてイーグルスを長年悩まさせている左偏重打線ならでは、の作戦だったと思います。

対鈴木対策はどうしてくるか?と思いましたら、正直、只々引っ張り込んでの内野ゴロ連発ですから、助かりました。

先週のバファローズ打線はかなり逆方向に意識を置くなど、アンダースロー対策の基本に則って対応してきたので、これをイーグルス打線もやってきたら、再度炎上の心配もしていましたが、それもなく5回無失点で乗り切れました。

投手にとって、左偏重、あるいは右偏重の並びというのは投げやすいかと思います。

なんせ、打者は変わるけど、投げる時の景色が変わらないわけですから、同じ投球を淡々と繰り返せば抑えられる、鈴木にとって実は投げやすかったのではないかと考えます。

正直、投手出身の監督(しかも先発投手)なら気付きそうですが、どうなんでしょうねえ・・・。他球団ながらちょっと考えさせられました。

左打線が引っ張り多めだったこともあり、この試合のシンカーの割合もいつもより多かったと思います。

左が多いということも大いにありそうですが、アンダースローの代名詞的なシンカーのイメージが鈴木には薄かったのですが、この試合はシンカーで相手打者を内野ゴロに打ち取ることができたことで、乗り切れたように思います。

次回は交流戦になりそうですが、どうなるか、一野球ファンとして絶滅危惧種と言われるアンダースローの鈴木には目が離せそうにありません。

得点取り消しは楽天側のミス、いや違う(反語)

この試合の一番のハイライトですが、リクエストでイーグルスの得点取り消しの場面になりますね。

【松本剛“超返球”】タイムリーかと思いきや『3塁アウトと本塁生還…どっちが先!?』(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV



マスコミ的には新庄監督好判断と書いていそうですが、実際のところ、得点に関わる場面で微妙なケースの場合、リクエストはダメ元でもするよね、というのが僕の感想です。

放送では解説の大塚氏が「ホームインの方が先に見える」と言ってもいたので肉眼では判断が難しい場面だったと思います。

あと本塁に生還し損ねた小深田の走塁の緩みを指摘する声もあるようですが、この場面で全力疾走は逆にしづらいような気もします。

ここで全力疾走して怪我でもしたら、イーグルスファンの失望は相当なものでしょうし、あくまで得点取り消しになったから、小深田をスケープゴードにしたてあげている気もします。

このプレーで誰がキーだったというと、紛れもなく三塁にダイレクトで投げた松本なんですよね。

センターよりの打球を処理して、サードへ投げているのですが、松本からするといったん左方向に走り、処理して右斜前方に送球するわけですから、案外難しいプレーだと思います。

しかも、この送球が素晴らしいところに送球できたからアウトにできたわけで、仮に得点が認められていても、松本の好プレーはイーグルスに流れが傾くのを防いだスーパープレーだったと思います。

こういうプレーは、悪い結果になった側の原因を探りがちですが、これは松本好返球を讃える方がファイターズファンも、そしてイーグルスファンも良いのではと思います。

リスキーな配球が好結果をもたらす

とここまで書いていると、楽天イーグルス応援ブログのような内容にもなってきているので(笑)ここらでファイターズについて触れていきたいと思います。

イーグルス先発・松井が制球が乱れていた2回の攻撃を見事に先制に結びつけたことは試合的に大きかったですし、前日取れなかった中盤での追加点を取ることができたのも、試合展開でも安心して見ることができた試合になりました。

2回の攻撃では1アウト2、3塁でアルカンタラが鋭い当たりもファーストの守備範囲に収まり、嫌な感じもありましたが、福田が甘めの変化球をセンター返しで2点タイムリー。

【存在感がシャイニング】福田光輝『華麗なセンター返し…平常心で先制タイムリー』(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV



6回には松本安打→暴投→野村タイムリーと理想的とも言える追加点を挙げてくれました。

【大きな追加点】野村佑希『勝負強さ光る一打…この1点が欲しかった!』(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV



しかし、この試合の1番のピンチは6回無死1、2塁の場面でした。

鈴木をリリーフした池田が連打を浴び、島内を迎えた場面で3−1とカウントが苦しくなりましたが、2ストライク目を低めギリギリのストレート、そしてバックドアのスライダーで三振に取った場面です。

配球自体はリスキーで裏をかきたがる清水らしいリードなんですが、この場面では島内の裏を書くことができて、討ち取ることができました。

後続もしっかり抑え、このピンチを無失点、この瞬間前日の二の舞はなさそうだなと感じた場面になりました。

試合展開も前日に似た展開でジリジリする場面もありましたが、この試合では投手継投が理想のプラン通り運べたのも大きかったのかもしれませんね。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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