【5/17vs西武8回戦】エースの仕事と捕手の読み勝ちの先制タイムリー

これぞエース!!

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ライオンズ
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ベンチの要望に満額回答

前日の試合で、9投手も起用したファイターズ、しかもジャスティス、宮西はかなり球数を投げていましたし、池田、杉浦はイニング跨ぎもしていますから、できる限りリリーフを使いたくないチーム事情がありました。

この日の先発の上沢はローテ組み替えの影響で中10日の登板。

当然、この試合ではできる限り長いイニングを投げてくれることをベンチは期待して送り出しているわけですが、上沢はできる限りどころか、最後まで投げ切り、しかも完封とベンチの期待に満額回答で答えてくれました。

上沢直之『効果抜群チェンジアップ…気迫の投球で“5年ぶりの完封勝利”』《THE FEATURE PLAYER》(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV



これがエースですね。

ストレートは高めに浮きがちなのは相変わらずでしたが、今回は変化球のコントロールが良く、変化球中心のピッチングでライオンズ打線を幻惑させることができました。

非常に多くの球種を操る上沢ですから、複数の球種でストライクを取れるとなると、相手打線はなかなか的を絞ることができず、最後までピンチらしいピンチもなく、最後まで投げ切ってくれました。

7回にお尻に打球が直撃した時は、この回までかなと思いましたが、あまりダメージがなかったとはいえ、そのまま投げ切ってしまったことを考えると、ファイターズのチーム事情に見事に応えた上沢の仕事でした。

エースの仕事は、相手を抑えることだけではなく、チームオーダーに合わせた仕事をやり切れる、それが一番大事なような気もします。

捕手らしい読み勝ったタイムリー

攻撃はハムキラーのエンスに一回り目は完璧にやられましたが、二回り目あたりから攻略できそうな感じも出てきたと思いましたが、5回に一気にKOさせることができました。

万波のヒットから始まり、谷内の送りバント、江越の四球で1アウト1、2塁で打者・清水。

インコースの変化球を狙い撃ち、レフト前に運び先制タイムリー、そしてアルカンタラが外めのボールを軽打したらライト前に運び、松本が変化球をうまく拾い、怒涛の3連続タイムリーで苦手のエンスを見事にKOしました。

前回も勝ってはいますが、相手のミスによって拾ったような内容でもあるので、この試合のように完全に自分たちのバットでエンスを打ち崩したことができたのは、今後の戦いにとって、大きな収穫です。

清水のタイムリーですが、前の打席に伏線がありました。

第一打席は初球の外のストレートを狙い撃ってのセカンドライナー、外崎のファインプレーによって阻まれてしまいましたが、これはエンスのここまでの配球を読み切っていたものでした。

最初のエンスは外中心でしたから、そこに来るだろうと狙ったものでした。

外を狙い撃ちされた当たりが痛烈でしたから、ライオンズバッテリーは今度はそれ以外の配球をしてきます。

それだけではなく、2回り目からは内をつくピッチングに変えてきているのもあり、清水の第2打席も内角を攻めてくるだろうという読みは働いていたのだと思います。

そのインコースの変化球を待ってましたとばかり、打ったのが先制タイムリーですから、捕手らしい素晴らしいタイムリーだったと思います。

清水は上沢と組んだ時はリードも冴えますし、他の投手と組んだ時もこの調子でお願いしたいところですね。

というわけで、以上、ハムかつサンドでした。

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