失敗は誰にでもあること、その失敗を何かの糧にできればそれでいい。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
イーグルス | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
ファイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1x | 3 |
懲罰交代の悪い流れ
昨日(5/6)の古川のボーンヘッドの後の交替について、

怪我がなくても、変えるつもりだった
と発言しており、この発言がチームにとって悪い方向へ進まないか、非常に心配していました。
ミス自体は超一流の選手でもしますし、今回の懲罰交代で、若い選手の多いファイターズにとって、必要以上に萎縮しないか、それが心配でした。
今回の古川のミスは、責められても仕方ないミスですが、とは言ってもあのミスが直接の敗因とするのは、かなり無理があります。
直接の敗因は工夫のない攻撃でしたし、ボーンヘッドを大きなミスにしてしまった直後の上沢の被弾だったと思います。
直接の敗因を人のミスに置き換えるような発言にも聞こえたので、選手が必要以上に、慎重にならないかと考えたからです。
その心配は、当たってしまいます。
3回のショートゴロ正面のごろを上川畑が見事なトンネルで先制点を許すと、5回には万波もファーストゴロを後逸して追加点を許してしまいます。
最初の2失点がいずれもタイムリーエラーという、最悪の失点で、この2つのタイムリーエラーも選手が固くなり、慎重に行き過ぎたことでのエラーのようにも見えました。
万波のエラーは明らかに慎重に行きすぎて、両手で無理に捕りに行ってのエラーですから、これはかなり悪い流れだと心配しました。
エラーをした彼らにも期するものがあったでしょう、このまま下を向いたままでは終わりませんでした。
汚名返上 その1
5回裏、先頭の上川畑が意地の3ベースを打ちます。
甘いカットボールをセンターへ大飛球で無死3塁のチャンスを作ります。
江越が三振するも15球投げさす粘りを見せると、矢澤が高めのストレートを意図がしっかりした打撃で犠牲フライで上川畑の意地をしっかり得点に結びつけます。
矢澤の打席の時のイーグルスの守備が基本、前進守備だったのですが、セカンドだけは定位置に守っており、セカンドゴロなら三塁ランナーを返すことができるという狙いのもと、しっかりストレートを叩いて右方向に打つことで生まれた犠牲フライでした。
しかし、イーグルス先発の荘司の前にはこの1点のみ。
しかし、この1点が金曜日の試合の再現につながります。
汚名返上 その2
イーグルスの課題は、リリーフ陣。
この弱点を突くには、できるだけ点差が詰まっている方が相手から崩れてくれる。
その綻びをついたのが、アリエルの豪快な一撃でした。
アリエルは左投手の中に入ってくる変化球が好物なのですが、そこに不用意に投げてしまったイーグルスバッテリーの隙をついた一撃だったと思います。
そして9回には、先頭打者の万波がスライダーを喰らいつくかのような内野安打で出塁すると、またしても上川畑がセンターオーバーの大飛球でを放ち、サヨナラタイムリーで見事な逆転勝ちをおさめました。
今日の試合の教訓としては、ミスをただ責めるのではなく、そのミスを挽回するチャンスは与えるべきということ。
ミスに厳しくしたい気持ちはわかるのですが、誰でもミスはしますし、それならやり返したい気持ちを活かすのも大事です。
ミス自体は取り返しはできないけれど、別のところで挽回するチャンスを与えることで、本人の糧にもなるし、それがチームの力になる、そんなことを感じたサヨナラ勝ちでした。
投手陣の踏ん張りも忘れないで
彼らに挽回の機会を与えることができたのは、先発メネズ以下のリリーフ陣が素晴らしい仕事をしてくれたことを忘れてはいけません。
メネズも結局、タイムリーエラーだけの失点に留めましたし、河野、宮西もしっかり繋ぎ、9回はジャスティスが三者連続三振と、チームに勢いをもたらせてくれました。
しかも、これがプロ入り初勝利のオマケまでつき、プロ入り後の苦闘がようやく報われる日が来ました。
なんだかんだで3カード連続勝ち越し、五十幡、古川が故障で離脱しましたが、チームとしての戦い方がしっかりしてきているようにも感じますので、まだまだ楽しめそうですね。
というわけで、以上ハムかつサンドでした。
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