【5/5vs楽天7回戦】逆転の始まりは代打・古川の犠牲フライだった

7回の1点、実はあれが大きかったんですよ、奥さん。(笑)

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イーグルス
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0
2
0
0
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2
ファイターズ
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0
0
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4
x
5
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逆転の布石は7回の1点

やっぱりリリーフは大事。

近年のファイターズが散々苦しんできたこの課題、相手がその課題を抱えていると、対戦相手としては終盤になっても諦めることなく、向かっていけるのです。

ということを証明したようなこの試合でした。

8回の逆転は見事でしたが、逆転の布石を置いたのは、7回の攻撃だったと思います。

マー君に6回まで無得点、チャンスを作るもここ一本が出ず、気づけば2点のビハインドと試合展開から見ても苦しい試合展開でした。

7回、先頭のアリエルが2ベースで出塁し、代走に細川を送ります。

まだアリエルに打席が回る可能性が高い中、ここで交代することで、ベンチの「絶対この回で1点もぎ取る!」という執念を感じました。

上川畑の進塁打、代打・古川の犠牲フライとここまで苦しんできたマー君相手にあっさり1点を返します。

球数から見てもマー君はこの回までと考えられましたし、リリーフが不安定、特にセットアップの西口の調子が上がらないことを踏まえても、1点差なら、どうにでもなると読んでいたのでしょう。

得点差が詰まっただけでなく、あっさりと差を詰めたことで、チームにも勢いがついた、そんな1点だったと思います。

不安定のセットアッパーをKO

8回の守りも宮内がピンチを作りながらも踏ん張ると、攻撃がイーグルスのリリーフ陣に襲いかかります。

五十幡が猛打賞となるヒットで出塁すると、すかさず二盗。

前回はピッチドアウトされ、盗塁失敗しましたが、炭谷相手に見事にやり返します。

そしてアルカンタラも猛打賞で続き、暴投も挟み、無死2、3塁で松本がしっかりライト方向へ犠牲フライで同点に追いつきます。

相手の好守もありましたが、最低限の仕事をそつなくこなすのはさすが松本です。

イーグルスは変則投手の伊藤にスイッチしますが、こんなことで勢いづいたファイターズ打線を止めることはできません。

野村が右方向に繋ぐと、万波がインコースのシンカーをセンター方向に弾き返し、これが長打となり一塁ランナーの野村まで生還し、4対2とついに逆転に成功します。

そして細川がすかさずスクイズでダメ押しの5点目、これでイーグルスの息の根を完全に止めました。

1、2番が絶好調でチャンスメークすると、中軸がそれぞれのケースを考えたバッティングで見事な逆転劇でした。

野村、万波が伊藤のシンカーを引っ掛けず、右方向の意識をしっかり持って対応できたことがこの逆転に繋がったと思います。

加藤に求めること

先発の加藤は7回2失点と試合を作りましたが、厳しい見方をすると、先制を許したのはちょっといただけなかったかなと思います。

先発としての仕事としては十分の働きですが、エース級との投げ合い、そしてこの日のような0−0のような均衡した試合展開ですと、先に点を許した方が普通、不利になります。

今回は相手のリリーフが不安定のため、隙をつくことができましたが、強いチームは隙を見せてはくれませんから、先制点が命取りになるケースも考えられます。

開幕投手の宿命で、相手のエース球と投げ合うことが多いローテになりますが、どうしてもシビアな展開で勝利を呼び込む投球をしないと、勝ち星は増えません。

この日の失点はアルカンタラのタイムリーエラーが痛かったですが、中盤はかなり連打を浴びたことでピンチを作ってしまったことが失点の遠因にはなってしまっています。

ギアチェンジが効かない加藤のようなタイプだと、ここ一番で踏ん張れないケースも多くなってしまうのですが、ピンチで踏ん張るピッチングができるようになれば、加藤は今以上の投手になれると思います。

リリーフを休ませることができたのは、加藤の功績が大きいのですが、それ以上をどうしても求めたい立場の投手ですので、頑張って欲しいところですね。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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