まさか、暴投をエスコンフィールド名物として売り出すつもりじゃないよね。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
マリーンズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 |
ファイターズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
金村の見えた課題
内容的には非常の良かった部類の金村でしたが、結局6回4失点で敗戦投手。
なぜ負けがついたのでしょうか。
被安打も少なく4安打で4失点はいくらエラーなどが絡んだとはいえ、非常に効率の良すぎる攻撃を相手に許してると言えるわけで、こうなると金村のピッチングの組み立てに問題があると考えるべきかも知れません。
金村はストレート、変化球ともストライクを取れる制球力に加え、ストレートにも力がある、一軍先発でも十分にやっていける能力の投手だと確信しています。
しかし、ランナーのいる時といない時のピッチングに実は差がなく、抑えている時も、抑えていない時も良くも悪くも淡々と投げ、淡々と失点してしまっている印象にも感じてしまいます。
今日の一番のポイントとなった場面ですが、6回の山口に2点タイムリーを打たれた場面です。
インコースへストレートをどんどん投げ込む姿は威勢がいいように見えますが、狭いエスコンでは長打の危険性がはらんでおります。
ここまでインコースに目付をさせたなら、外のボールを織り交ぜればいいものの、スライダーを一球挟んだだけで、最後までストレートで押し切り、そして山口にレフトオーバーに跳ね返されてしまいました。
攻め方も非常に単調ですし、正直、投球に工夫があれば、抑えられた可能性はあったと感じるだけに非常にもったいない失点、そしてこれが勝負の流れを決めた失点になってしまいました。
この前にもったない失点がありましたので、次で触れていきたいと思います。
ホームアドバンテージはない?
日曜日の試合に続いて、この日も暴投で世間をざわつかせたファイターズとなってしまいました。
日曜日が1人の打者に2暴投で3失点という離れ技を演じましたが、今回は連続暴投で三進、生還と許してしまい、これが勝ち越しを許す失点になるわけですからファンとしてはたまったものではありません。
しかし、バッテリーエラーを責めるだけに終わっていいのかなという見方も実はしています。
エスコンフィールドはいうまでもなく、今季オープンした球場でしかも天然芝、土の球場と今まであまり経験がないグラウンドでファイターズは戦うことになりました。
ホームなら事前準備もバッチリのはず、と言いたいところですが、初練習が今年3月ですから、実は他球団と経験値の面ではほぼイコールに近い状況です。
しかも、エスコンの土はどうも特殊なのか、他の球場とは違うボールの跳ねかたをするらしく、捕手がワンバウンドの処理にどうもかなり手こずっている印象です。
ピッチャーがしっかり投げてくれれば、バッテリーエラーは自然に減少しますが、変化球全盛の今、それは避けられないですから、あとはファイターズ捕手陣が早く特徴を掴むしかないと思います。
それ以外の守備もファイターズと他球団とのエスコン経験値がさほど違わない今ですと、試合数が多いファイターズの方が逆に不利になることも考えられますし、今年の前半戦まではホームアドバンテージのない状態でホームを戦う試合が続くと思います。
最も経験を積んで、球場の特徴を抑えることができれば、絶対的なホームアドバンテージを築くことができるので、必死にエスコン研究を進めて欲しいところです。
そうすればホームでの勝率も上がるし、結果的にシーズン通しての成績も上がるはずですので、根気だけでなく、来季以降にも重要なファクターだと思います。
奈良間も続いた
勝てませんでしたが、金村がすっかり一軍戦力になりつつある中、同期も負けてられません。
奈良間がプロ初ヒットがHRと見事な打撃を見せてくれました。
体は小柄ですが、スイングは鋭く、この日のHRは小島の失投気味のボールながら、レフトスタンドへ鋭く運んで行きました。
オープン戦ではお疲れだったのか元気がなかったのですが、開幕一軍を外れたことでスイッチが入ったのか、またキャンプの頃の奈良間に戻ったような豪快なHRでした。
守備は正直、まだまだ危なっかしさは残るし、6回の失点につながるエラーもしてしまいました。
矢澤もしっかり野手としては戦力になっていますし、今年のルーキーは即戦力期待ばかりとはいえ、その期待に応えそうな働きを見せてくれています。
これからが本番だとは思いますが、この時点まで届かずにプロを去る選手も多い中、まずは素晴らしいスタートを切れているルーキーたちです。
ルーキーズがチームを引っ張るのか、それとも先輩たちが意地を見せるのか、チーム成績以上にこんなところが今季のファイターズのワクワクするところだったりします。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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