【トレード成立】西村マリーンズへ、福田の入団で内野強化?

札幌ドームでのオープン戦をまとめて振り返ろうかと思っていましたが、トレード成立のニュース・・・。このトレードの狙いについて書いていきたいと思います。

千葉ロッテマリーンズとトレードが成立(北海道日本ハムファイターズ球団公式)

福田光選手と北海道日本ハム・西村投手の交換トレードについて(千葉ロッテマリーンズ球団公式)

本日3月6日(月)、北海道日本ハムファイターズの西村天裕投手(29)と千葉ロッテマリーンズの福田光輝選手(25)のトレードが成立しましたので、お知らせいたします。

西村投手コメント

「5年間素晴らしい環境でプレーさせてもらい、感謝しています。大した成績を残せなかったですけど、ファンの皆さんに応援してもらったことは忘れません。1年目に2試合連続で初勝利、初ホールドを記録した時の大きな声援は鮮明に覚えています。同じパ・リーグですし、エスコンフィールドで投げて、あいつ頑張っているなという姿を見せたいです。マリーンズでは、チームの力になれるよう一生懸命腕を振りたいと思います。皆さんに応援していただけるよう頑張ります。また球場でお会いしましょう」

千葉ロッテマリーンズとトレードが成立(北海道日本ハムファイターズ球団公式)

福田光輝選手コメント

3年と少しの期間でしたが、応援ありがとうございました。ZOZOマリンスタジアムでスタメンをコールされて、ベンチから守備位置まで走っていく時の独特の雰囲気がボクは大好きでした。色々な人にサポートをしてもらい、応援してもらった中で、結果を残せなかったことはとても心残りですが、新しいチームで新しい自分になって、力を出し切れるように頑張りたいと思います」

福田光選手と北海道日本ハム・西村投手の交換トレードについて(千葉ロッテマリーンズ球団公式)
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マリーンズ側の狙い

このトレードの目的を考えるのはマリーンズサイドの思惑を推理した方がわかりやすいです。

というか、このトレードはマリーンズサイドから持ちかけてきた、と考えるが自然だと思います。

狙いは投手陣、特にブルペンの強化です。

昨季リリーフを支えた、オスナ、ゲレーロがチームを去り、益田が昨季不振で年齢を考えると予断を許さない状況です。

澤村の復帰はマリーンズにとって朗報ですが、まだまだリリーフが手薄な状況には違いないですし、ここで一軍の登板の実績も多い西村をマリーンズが希望したのだと思います。

西村は毎年、一軍である程度の登板数を任せられている一方、大事な場面で任せられるほどの信頼は得られていない状況でした。

入団時、ファイターズのコーチであった吉井監督が西村のポテンシャルを評価していたかも知れず、自分の手元に置いて覚醒させる目的もあるのではないかと思います。

一方、福田の放出については内野、特にショートの人材は過多になっていますし、整理も意味もあるでしょう。この提案にファイターズが乗ったということでマリーンズは狙い通りのトレードだったと思います。

ファイターズの狙い

反対にファイターズサイドの思惑ははっきりと見えません。

今回のトレードに関してはファイターズが主導権をとって成立したトレードにはどうしても見えず、ファイターズサイドの利点を考えると

  • オフのトレードなどで投手の数が過多になってきているので、整理するためにトレードの話に乗った。
  • 内野の補強で獲得した山田が長期離脱必至な状況で内野を補充したかった

こんなところかと思います。

 戦力補強というよりか想定外の故障の緊急対応、あとは余剰気味の投手の整理というネガティブな目的ではないかと考えられます。

そう考えるのは福田はファームで内野前ポジション守ってはいますが、守備力の評価は低く、パンチ力のある打撃が武器の選手で強肩が武器の山田とはキャラがかなり異なります。

前向きに捉えるとするならば、故障が多い野村のサブとして獲得したとも考えることもできます。

佐藤が移籍し、三塁のサブとしては谷地の名前が挙がりますが、彼はスーパーサブで使いたい選手ですので、タイプの近い選手を置いておきたかったという狙いも考えることができます。

しかし、一軍での実績はかなり乏しく、ファームでも際立った数字を残しているわけでなく、パンチ力が武器にも関わらずファームで200以上打席に立ちながら、本塁打はわずか3ですから、野村のサブと考えるにはあまりにも荷が重そうに感じてしまいます。

ともあれ、トレードが成立した以上、西村には吉井監督の元で覚醒してほしいですし、福田はこちらの不安を吹き飛ばす働きをしてくれればと思います。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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