防御率4.08 34試合 0勝 1敗 0S 3H 投球回数 35回1/3 被安打37 被本塁打3 奪三振32 与四球24 与死球2 被打率.278
チャンスをもらいましたが、自分の立ち位置を確立するところまではいかなかったシーズンでした。
巨人を戦力外→トライアウト→ファイターズ育成契約→支配下復帰と激動のオフを乗り越えて、掴んだ開幕一軍の座。
しかも、その年に現役ドラフトでホークスに移籍するとは、なんとも激動な選手人生を送っている古川です。
主にビハインドの場面の登板でしたが、30試合以上の登板機会を得ることができ、ほぼ一軍で戦力になったシーズンでした。
しかし、一時は防御率が2点台の時期もありながら、勝ちパターンなど大事な場面を任せられるまでには至らなかったのか、古川の投球を振り返ると一言で言うと、再現性がないところでしょうか。
ストレートには力があり、そこは魅力ですが、抑えが効かないのか、ボールは高めに行きがちで、ボールに力がある時は抑え込めるのですが、それ以外は簡単に打ち返されているイメージ。
しかも投球のテンポがあまりよくないこと、2ストライクをとってから、なかなか抑えるのに苦労することなどもあり、見ている方もなかなかもどかしさを感じてしまいます。
イーグルスで先発で4勝した時のピッチングを見返してみたのですが、決して制球がいいとは言えませんが、キャッチャーの構えたところにボールがある程度集められていましたし、力む場面でなければある程度、捕手の要求通りに投げる技術は持っているように見えます。
ファイターズではリリーフだったため、どうしても全力投球で投げるあまり、抑えが効かなくなり高めにボールが集まるため、しっかり投げられないと四球が多くなる、痛打されるという場面が多くみられたかも知れません。
イーグルス時代のキャリアハイの成績を上げたのが先発ということを考えると、古川の本当の適性は先発にあるように感じますが、移籍先の首脳陣はどう適性を見るのか、今季の投球内容のままでは、新天地でのポジション確立は少々厳しくなりそうです。
戦力外から這い上がり、再度の移籍になりましたが、この苦境から這い上がる力があるので、新天地でさらにもう一段階、上に上がって欲しいと思います。
プレイバック名場面
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
コメント