【2022シーズン選手別振り返り】【67】片岡奨人

　プロ入り初ヒットを置き土産にファイターズを去ることになってしまいました。

　ドラフト下位の大卒3年目ということでこれ以上、伸びしろがないと判断されたと思わしく、道産子の片岡であっても容赦無い判断をされてしまいました。

　片岡の武器は足ですが、しかし打席でバットを振らなければ出塁することができません。

　序盤に見逃し三振を喫して、その姿勢を問われる形で二軍行き。

　再昇格後はがむしゃらとも言えるほどスイングしようとする姿勢が見えて、一度リクエストで覆り、幻の初ヒットもありましたが、その後正真正銘の初ヒットを達成、2塁打も打つまでになりました。

　しかし、この姿勢を早めに見せていれば、BIGBOSSやフロントの心象も違っていたかと思いますし、もしかしたら、この消極的な姿勢が過去2年間、一軍で上がれなかった原因の一つと考えると、本人の中で何かつかみ始めてきた時での戦力外通告ですから、本人も悔いは残るでしょう。

　俊足を生かした守備で好プレーも見せてくれたこともあり、若いのであと一年くらいは様子を見てあげても良かったとは思いますが、新球場でプレーする夢を目前にしての引退になってしまいました。

プレイバック名場面

というわけで以上、ハムかつサンドでした。