【2022シーズン選手別振り返り】【64】田宮裕涼

一軍との実力差を感じさせてしまった一年でした。

今季は一応はキャリア最多の14試合出場となりましたが、全てにおいて一軍で戦える武器が不足している印象でした。

　打撃は数字が表す通りですし、守備面もイージーなミスも多い印象で、俊足を生かして外野での出場も数試合ありましたが、いかんせんこの打撃ではまだまだ厳しいかなと思います。

　同期が次々に一軍で実績を残しつつある中で田宮が少し出遅れた感は否めず、本人も足を生かして一軍定着を目指しているような記事を見受けました。

　確かに足はあったほうがいいのですが、実際に塁に出ないと、俊足を生かす機会は限られますし、守備面でも捕手では俊敏性は求められても、脚力そのものはあまり役に立つところが残念ながらありません。

　まずは足を活かすというよりもキャッチャーで勝負するのならキャッチャーとしての技術を磨くことですし、他のポジションへのコンバートも視野に入れているのならば、やはり打力がアップしないと、なかなか使ってもらえないでしょう。

　まずは基本技術を身につけることで、それができた時は足という武器のアドバンテージが生きる展開になり得るので、じっくりと実力をつけることで勝負して欲しいところです。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。