【2022シーズン選手別振り返り】【54】玉井大翔

2022年成績

防御率3.35 50試合 1勝 1敗 0S 19H 投球回数 37回2/3 被安打 37 被本塁打 1 奪三振 16 与四球17 与死球 0被打率.262

 ある意味、楽しませてくれた投手の一人だったのかなと思います。

 気づけば、ファイターズリリーフ陣の中でトップクラスの実績を持つようになった玉井ですが、今季はいろいろな場面で投げてくれました。

 あるときはセットアップ、あるときは火消し、そしてあるときはロングリリーフとBIGBOSSに様々な場面で登板を指示されますが、それに対し黙々と投げてくれた、そんな印象です。

 どんな時にも力通りのピッチングができたか、というと今季はそうではありませんでした。

 イニング途中のピンチの場面で登板すると、しっかりとベンチの期待に応えてくれるのですが、イニング頭から登板するとなぜか打たれる、と普通の投手で投げやすいところでは失敗し、難しい所で好投する、なんとも不思議なピッチングの繰り返しだった今年の玉井でした。

 玉井の代名詞は打者の内角をえぐるツーシームが生命線ですが、ピンチの時は他の投手が長打警戒で外中心になるのが一般的な配球ですが、玉井の場合はその逆をいくため、ピンチ時に強かったのでは?と今更ながら考えています。

 しかし、イニング頭で抑えられないケースが多いのは、ボールそのものに本来の力が足りなかった可能性もあり、もしそうならば、来季以降が苦しくなってきます。

 元々火消し役で当時の首脳陣の目に留まり、セットアップを任されましたこともありましたが、ここ2年は昨季は手術の影響で出遅れた影響でビハインドの場面での登板で、今季は他の投手のレベルの問題もあってか、ベンチはかなり玉井を重宝し、「困った時の玉井さん」とでも言言いたくなるような起用でした。

 宮西が現役を続けられるかの瀬戸際に来ている以上、現状のブルペンリーダーは玉井になると思いますので、来季もブルペンを自分のピッチングで引っ張ってもらいたいものです。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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