【2022シーズン選手別振り返り】【52】池田隆英

2022年成績

防御率3.31 4試合 1勝 3敗 0S 0H投球回数 16回1/3 被安打 15 被本塁打 0 奪三振 11与四球 6 与死球 0被打率.238

 監督、俺のこと忘れていない?

 本人がそう思っているかどうかは定かではないですが、実力の割に出番に恵まれなかった印象でした。

 昨季開幕前に移籍して先発ローテ入り、試合中盤まで好投するも打線に援護に恵まれず、敗戦投手になるケースも多かったのですが、その一方、リズムの悪さも気になり、そのため打線の援護もなく勝ちきれない印象もありました。

 今季は開幕シリーズで1度のリリーフ登板のみで、音沙汰がありませんでしたが、ようやく先発としてチャンスが巡ってきたのは7月のホークス戦でした。

 三森のいきなりの戦線離脱、キューバコンビの不在という幸運にも恵まれてはいましたが、この試合で6回無失点で今季初勝利を手にします。

 この時はストレートでグイグイ押していくピッチングで昨季までのテンポの悪さは無縁で、このピッチングができれば池田ももっと勝てるのではと感じさせる投球でした。

 その後は勝つことはできませんでしたが、一軍で十分戦力になりえる投球は見せてくれたのではと思います。

 150キロ前後のストレートに多彩な変化球、制球力も内外と投げ分けもできる制球力もあり、先発でやれる能力は十分備えています。

 しかし、これといった勝負球がなく、決めるときに決められないなど、ここ一番の投球に決められないものがあること、そして制球がいいからなのか、慎重になりすぎてカウントを苦しくして、テンポを悪くしてしまうところが現在の課題と思われますが、基本的な技術があるので、相手打者を観察できる捕手と組ませることで池田の良さも活かせると思いますので、相性の良い捕手を見つけてあげることが池田のステップアップにつながるのではないかと思います。

 悪いなりに粘ることもできる投手なので、その良さを活かすには新庄監督がどれだけ我慢できるか、それも池田が活躍できるかに繋がりそうな気もします。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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