【2022シーズン選手別振り返り】【49】佐藤龍世

　ペッパー師匠の異名とファイターズ選手として打った旭川での唯一のホームラン、その記憶を残して再度ライオンズに戻ることになりました。

　とはいっても実況では、その異名でミートがうまいと紹介されることが多々あったものの、実践でそのミート力をほぼ披露してくれることはありませんでした。

　元々、佐藤は強打タイプのサードという目でライオンズ時代から見ていたのですが、もしかしたらその異名が影響したからかどうかわかりませんが、佐藤のバッティングが小さくなってしまったのかもしれません。

　移籍当初にセカンドでしばらく出場したのは驚きでしたが無難にこなし、今季は野村が不在時のサードが多かったのですが、守備の面では度々好守を見せてくれるなど、打撃の人から守備の人のイメージがついた今季の佐藤でした。

　しかし、ファイターズが佐藤に求めていたのは打撃であり、守備ではありませんでした。打率も１割を超えるのがやっとでは厳しく、来季が心配されてはいたのですが、まさかの古巣復帰で再びおかわりくんの後釜を狙っていくことになります。

　地元球団に縁があって入団し、しかも北海道の旭川でホームランを打てたことはプロ野球選手冥利ですね。

　再びライバルチームの選手として戦うことになりますが、元気で活躍している姿が見られるといいなと思っています。

プレイバック名場面

というわけで以上、ハムかつサンドでした。