【2022シーズン選手別振り返り】【45】コディ・ポンセ

2022年成績

防御率3.35 14試合 3勝 5敗 0S 0H投球回数 83回1/3 被安打 69 被本塁打10 奪三振 66 与四球23 与死球 2被打率 . 221

 札幌ドーム最終年に刻み込んだ大記録、この名前は語り継がれることでしょう。

 新外国人投手二人入団したシーズンですが、どちらかというと期待値はポンセの方が低めだったかもしれません。

 しかし、一軍定着は交流戦明けからだったものの、その後は一軍ローテをしっかり守って、ノーヒットノーランの大記録まで達成してくれました。

 ポンセの武器は力強いストレートを中心にスライダー、カーブなどを織り交ぜ、抑えているスタイル。

 最初の昇格時に見た感想ですと、ある程度まとまっているなと思ったのですが、2回先発後、その後抹消され、昇格してきたのは交流戦以降でした。

 再昇格後はストレートの球威が増しており、相手を押し込むことができるようになり、投球内容も安定してきました。

 しかし、ポンセの弱点は中盤以降のスタミナ面が挙げられるでしょうか。早いイニングではストレートの球威で押し込むことができるのですが、中盤以降になると、そのストレートの球威が落ちてきて、崩れてしまうという傾向が多く見られました。

 QS率が50%とイメージ以上に低い数値になっているのはそのためでしょう。

 援護があれば、もっといい成績になっていたような気もしますが三本柱ほどの信頼は置けないというのが現状のポンセの立ち位置になるかと思います。

 伊藤同様にリリーフ転向案が出されたポンセでしたが、実際に試されることはなく今季終了。来季はリリーフでの起用の可能性を含みつつですが、先発では魔の6回で崩れるのが定番化していることを考えると面白いかとは思っています。

 しかし、決して三振を取りまくるイメージが今季の投球では湧かないので、実際に転向した場合は未知数なところが残りそうです。

 来季はどちらのポジションであれ、シーズンフル稼働を期待したいところです。

プレイバック名場面
特選記事

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

コメント