【2022シーズン選手別振り返り】【39】有薗直輝

　一軍の壁に思いっきりぶつかってしまった高卒ルーキーの一年でした。

　ファームでは打率も２割5分前後をマークするなど、ある程度対応できていたような数字でしたが、支配下全員出場の公約で一軍昇格を果たします。

　しかし、夢の一軍でプロの凄さを嫌というほど味わうことになってしまいました。

　その時の相手がイーグルスの則本でしたが、変化球に全く対応できず、画面上ではボールからボールに変化するようなスライダーに空振り、ストライクコースのストレートは見逃しと、一軍のエースクラスと高卒ルーキーの差を見ている方にもまざまざと感じさせる内容でした。

　当然、次のスタメンの機会では三振から逃れるのがやっと。苦い思いをして鎌ヶ谷に帰ってきました。

　フレッシューオールスターではイースタンの四番に抜擢されるなど、周りの期待も大きいのですが、しかし一軍でのカルチャーショックが原因なのか、後半戦、成績を上げることができず、シーズンが終了してしまいました。

　一軍レベルを経験させたことは良かったのかもしれませんが、トップ選手がなぜ活躍できているかのの理由をどこまで見つけることができたのか、現時点ではレベル差が違いすぎたように見えたので、勉強よりかはショックだけで終わっていないか、そこが心配です。

　といっても、エース級のボールを経験できたことはマイナスだけではないので、それをいつかはプラスにできるように頑張ってほしいところです。

というわけで以上、ハムかつサンドでした。