近藤のホークス移籍が決定しまして、あとはFAの保証がどうなるか、ファイターズファンとしては失ったものをいつまでも嘆くよりも、今後の動向に注目していきたいところです。
今回は、近藤移籍の補償がどうなるか、検証していきたいと思います。(かなりの長文になっています。)
人的補償選択のススメ
最もファイターズのFAの補償で人的補償を選択したのは鶴岡がホークスへ移籍した際の投手の藤岡を獲得した一件のみ。
新球場の改修問題もあるため、今回も今まで通り金銭補償を選択する可能性は十分あり得るかと考えられます。
それではつまらないのもありますし、埋もれている人材を多く抱えているホークスですから、ここはしっかりとチーム状況に応じた選手を積極的に獲得していくことでピンチをチャンスに変えていきたいところです。
ここで、人的補償コンシェルジュ(?)のハムかつサンドがいくつかのプランを提案させていただきたいと思います。
なかなか魅力あるプランだと思いますので、最後まで読んでいただくと嬉しいです。
各プラン紹介
弱点補強プラン
まず、ご提案したいのが現在の弱点を即座に補強したい要望に応える弱点補強プランです。
今季最下位のファイターズは正直弱点だらけですが(汗)、中でも一番大きな問題はリリーフ陣の整備です。
クローザー、セットアップともに固定すらできない惨状ですから、来季はこの部分を固めたいと上位進出は難しいでしょう。
しかも、相手のホークスは豊富なリリーフ陣で毎年上位に進出しているチーム、プロテクト枠がある以上、どうしても漏れてしまう有力選手がいると思われます。
相手の強い部分の余剰戦力から補強して、チームの弱点を補うことができれば、最高ですよね。
とは言ってもいくら能力が高くても故障ばかりでは、戦力補強になりません。
ある程度、コンスタントに投げることができて、一軍の戦力になりそうな選手を狙って行きたいです。、そんないい選手でプロテクトを外れそうな選手はいるんでしょうか。

そんな都合のいい選手いるの?
ここで、提案したい選手が泉圭輔投手です。
泉投手は大卒から来季5年目を迎える選手です。
泉といえば、シーズン最終戦で逆転HRを浴び、優勝を逃してしまった場面が印象的な方もいるかと思いますが、3年連続30試合以上登板と、層の厚いホークスリリーフ陣の中で毎年、多くの登板機会をもらえている投手です。
ストレートは140キロ台ですが、沈むツーシームが武器の右投手、勝ちパターンを担うまでにはいかないまでも、移籍した古川の役割は任されられるような投手です。
登板機会は多いのが大きな故障がないということですが、一方、ホールドは3年とも一桁にとどまっているところから、なかなか殻を打ち破れない状況かと考えれられます。
移籍を機に一気にブレイクする可能性もあるのでリリーフを即補強したい場合は、検討してみてもいいのではないのでしょうか。
ドラフト補強もれ補充プラン
次にご提案したいのは、ドラフトで補強できなかったポジションを穴埋めしたい方におすすめのプランです。
このブログでは何度も書かせていただいていることですが、捕手の若手が少ないのが現在のファイターズ。
最年少の田宮が大卒ルーキーと同い年になるため、やはり若手の捕手を獲得して、数年後に備えておきたいところでしたが、今回のドラフトでは高卒捕手の指名はありませんでした。
一方、同様に心配していた高卒外野手ですが、育成指名ですが1名獲得しているので、まずは捕手を優先したいところで、しかも育成選手を含めた保守の人数がマイナス1名でもあるので、ここで有望な捕手がいれば検討したいところです。
そんなファイターズのチーム状況に合致する選手がいるのでしょうか。

そんな都合のいいような選手なんているの?
そこでおすすめしたいのが牧原巧太捕手です。
牧原選手は来季、高卒3年目の左打ちの捕手です。
打撃に定評があった選手で、コンバートも視野に入れているような話もあったようですが、今は捕手一本で鍛錬を重ねている選手です。
三軍制もあり、二軍の出場さえも高い壁のホークスですが、ファームの出場数も6→22試合とわずかですが伸ばしており、緩やかですが成長はしている選手かと考えられます。
打撃に定評がある選手だったので、捕手でダメでも他のポジションにコンバートして打撃を生かすという選択肢もある選手なので、色々可能性を探ることもできる選手かと考えられます。
近藤とは入団時、左打ちの強打の捕手、しかも神奈川の高校出身というところまで、同じような境遇の選手でもあります。
近藤の育成で叶えられなかった強打の捕手、牧原で叶えてみるのも面白いかと思います。
ファーム運用重視プラン
次の提案はファームで選手運用をうまく回すための補強を重視したい方にオススメのプランです。
このように書くと、わかりづらいのですが、ポジション別の選手の増減を揃えることでファームの試合でポジションに人がいなくなり、本職でないポジションを守るケースを減らしていくことを前提にしながら、その選手の育成を行なっていくプランです。
まず、各ポジションごとの増減を見ていきましょう。
- 投 手 +1 (IN 6名 OUT5名)
- 捕 手 ±0 (IN1名 OUT1名)
- 内野手 −2 (IN3名 OUT5名)
- 外野手 −1 (IN2名 OUT3名)
※支配下選手の増減のみ(外国人は除く)、支配下→育成はOUTとして計算、矢澤は外野手として計算、2月14日現在
内野手、外野手がマイナスになっているところがファームの運用までを考えると心配ですが、外野手は今季育成で2名入団しているのに対し、内野手は育成はなし。
しかも育成再契約予定だったと思われる上野がバファローズに移籍してしまったために、ファーム要員の内野手が構想より1名少なくなっていることが考えられます。
まず、内野手を埋めたい、しかも上野は二遊間の選手ですから、同世代で二遊間の選手がいれば、なお良いです。

こんなうまい話、ないじゃろうなあ・・・。
そこでおすすめしたい選手が川原田純平内野手です。
川原田選手は来季、高卒3年目の右打ちの内野手です。
今季、一軍初出場を果たし、二軍でも71試合、250打席経っており、順調に成長している選手です。
打率はファームでも2割に満たず、打撃が課題の選手ですが、その一方、守備では高い評価をされており、その点では上野に非常に似たタイプの選手です。
しかも、上野より1歳若いので、その点だけでも上野以上伸び代は期待できそうですし、まずはファームのショートの定位置をとり、将来のショートとして育成していく未来図を描きやすい選手です。
上野で見ることができなかった守備型ショートの成功を川原田で見るのもいいですね。
わがままプラン

こっちは近藤を出したんだ!同じような選手をもらわないと割に合わないぜ!
そんな方にお勧めするのが、最後に提案するのが、わがままプランです。
まず、最初にお断りしておきたいことですが、まずプロテクトされる可能性が高い選手です。
しかし、確実にプロテクトされるとまでは言い切れず、もしかしたら外れるかも?もしそうなれば近藤の互換の意味で人的補償を使用したい場合には検討してもいいかな?というくらいのプランです。

近藤様は神様よ、そんな選手ホークスにいるわけないわ!
少し選手としてのピークは超えた感はありますが、いるんです、その選手は
中村晃選手です。

ハムかつサンドさん、何かおかしなこと言っているようですね、ちょっと診察しましょうか?
中村はレギュラークラスの選手ですから、まずプロテクトされると僕も思っているんですが、年齢が来季34歳とベテランの域に完全に入っていますし、この数年は3割前後が当たり前だった打率も下降線を辿っています。
しかも、今季は松田の構想外による退団、キューバコンビの退団に見られるベテランの整理をはかり、遅々として進まなかった野手陣の若返りをやや強引に図ろうとしているようにも思います。
どこかのチームのようにベテランになる前に整理することを行う可能性もゼロとはいえず、通常のチームで資金力のあるホークスですから、実績のあるベテランは大事にすると思いますが、今オフの大型補強の姿勢を見ていると、ほんのわずかの可能性だと思いますが、まさかのプロテクト漏れもあるのかなと考えています。
ファーストに新外国人も加入するようなので中村も安泰ではないかと考えられます。
万が一、獲得することがあった場合、近藤同様、打撃技術は高いアベレージヒッタータイプですし、近藤の武器が選球眼なのに対し、中村はファールで粘れる選手。淡白な打撃が目立つファイターズにとっても、いい補強になるのではと考えています。
あとは伏見が入団してくれたことでチームを引っ張ってくれそうですが、優勝経験豊富なベテランがチームに加入することで若手の多いファイターズにとって、いい刺激になるという期待もできそうです。
まあ、ないと思いますけどね。(笑)
最後に
非常に長くなりましたが、4つのプランを考えてみましたが、お気に召すのはございましたでしょうか(笑)。
僕なりのプランを出してみましたが、自分なりに考えてみたりするのも、オフの楽しみとしてはおもしろいかと思います。
辛いシーズンオフに感じた方もいるとは思いますが、ポジティブにシーズンオフを乗り越えて行きましょう。
ということで以上、ハムかつサンドでした。
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