現役ドラフトから1日経ちまして、いろいろその日の様子なども報道されてきました。今回はファイターズの思惑をもう少し深掘りしていきたいのと、パリーグ他球団の狙いも考察していきたいと思います。
1番目の指名?
今回の現役ドラフトは各球団から欲しい選手を指名して、一番指名された選手が多い球団から指名するシステムで行われましたが、一部の報道ではどうやらファイターズが1番指名の権利をとることができたようです。
そのために敗戦処理中心ながらも今季30試合以上登板して、一軍の戦力になっていた選手をリスト入りさせることで、ドラフト指名順のトップを取りに行った戦力が見事にハマったということでしょう。
ということは松岡指名はファイターズフロントの狙い通りの指名だったということです。
昨日の更新後、ライオンズファンサイドのネットの書き込みなどを確認すると将来のセットアッパー候補と評価する見方も多いようで、リリーフタイプのサイドハンドを抑えておくことで、バリエーションのあるリリーフ陣を作りたいという目論見も見えてきそうです。
各球団の狙い
ここからはパリーグの他の5球団の狙いを簡単ですが考察していきたいと思います。
オリックスバファローズ
- I N →渡辺大樹(ヤクルト)
- OUT→大下誠一郎(ロッテ)
サードは宗のレギュラーがほぼ固まっていることでのリスト入り、
渡辺の指名は吉田のMLB移籍が決定したこともありの外野補充かと思われますが、渡辺はどちらかというと守備、走塁要員という位置付けのようでしたが、伸びしろを見ているのか、それとも今まで同様の起用方法をしてくるのか。打力に課題があるチームなので、この指名は意外でしたが、すでに意中の選手は指名されていたのかもしれませんね。
福岡ソフトバンクホークス
- I N→古川侑利(日本ハム)
- OUT→大竹耕太郎(阪神)
大竹は先発ローテに入り期待されていた時期もありましたが、現在の先発が揃っているとは言えない状況においても激しい争いの中でもチャンスを活かせない状況ですから、このチャンスは大竹自身にとって好機かも。
古川指名はリリーフ陣をさらに盤石にしたいという狙いでしょうが、正直ここまで分厚くしてどうするの?という感じはしますし、リリーフより先発だよねという気もしますが、古川はイーグルス時代は先発でしたからもしかしてその方向も考慮されているかも知れませんね。
埼玉西武ライオンズ
- I N→陽川尚将(阪神)
- OUT→松岡洸希(日本ハム)
正直、松岡はこの若さでよくリストに入れたなという印象で、現状のリリーフ陣がかなり強力になっているからのリスト入りですが、近未来的視点で見ると思い切った印象はありますね。
陽川の獲得はサードの補充ですね。佐藤の出戻りはありますが、ポストおかわり君の発掘は急務ですから、すぐにでも戦力になりそうな選手ということでは適任だったと思われます。
東北楽天ゴールデンイーグルス
- I N→正随優弥(広島)
- OUT→オコエ瑠偉(巨人)
オコエは時折、放出要員として名前が出ていましたから、やっぱりなというのが正直な感想ですね。
正随は右のスラッガー外野手ですが、右打者が欲しいチーム事情を象徴している指名ですが、同様のタイプを集めている割にブレイクする選手がいません。この悪い流れを断ち切ることができるでしょうか。
千葉ロッテマリーンズ
- I N→大下誠一郎(オリックス)
- OUT→成田翔(ヤクルト)
左のリリーフがいないチーム事情にも関わらず、一軍定着できない状況では成田のリスト入りもやむを得なかったということでしょうか。
サードは安田がレギュラー定着目前までには来ていると思うのですが、内野のサブも似たような選手が多いですからムードメーカーにもなる彼を指名したと思われます。でも。神戸男と呼ばれている彼が神戸で滅多に試合することのないチームに移籍して大丈夫なんでしょうか?
簡単ですが、各球団の狙いを推測していきました。今回指名された選手がどれだけ新天地で活躍できるかが、現役ドラフト継続の運命を握っていると思います。
埋もれている選手の発掘が野球界の発展につながっていると思いますので、この試みがいい方向に進んでくれればと思います。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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