【2022シーズン選手別振り返り】【30】宇佐見真吾

2022年成績

打率.256  81 試合 22得点 215打数 55安打 10二塁打 0三塁打 5本塁打 24打点 42三振 12四死球 0盗塁OPS .668

昨年の終盤には戦力外の声が囁かれるような立場だった宇佐見でしたが、1年経って捕手一番手まで上り詰めることができるとは、想像だにしませんでした。

監督が変わると選手の立場が良くも悪くも変わる選手がいますが、宇佐見は良くなった好例。

ボンズ打法とBIGBOSSが命名(?)した打撃フォームの改善が功を奏したのか、HR数は自己キャリアをマークしましたが、それよりも改善が大きく見られたのが逆方向へのヒットが多く見られるようになったことでしょうか。

以前は引っ張り専門のような打撃でしたが、外角のボールを逆らわず三遊間方向へ打ち返す打球が多く見られるようになり、打撃の安定性が飛躍的に高まり、栗山前監督が移籍当初から打てる捕手として期待されていましたが、ついに本領を発揮することができました。

リード面もかなり成長が見られていると評論家陣からもお褒めの言葉をもらうほどで、このまま正捕手の座まっしぐらかと思いましたが、チームの控え捕手の成長のために出番を後輩に譲るような起用法になってしまったのは少し気の毒でした。

前半戦は守備にそれほど大きな問題がなくプレーできていたのですが、出番が飛び飛びになると、モチベーションを保つのが大変だったのか、イージーミス、判断ミスが目につくようになってしまいました。

最近は捕手は併用して起用するケースが大半ですし、ファイターズも長年併用制を敷いてきましたので、出番がない時が続いても、いつ声がかかってもベストのプレーができる準備だけはしてほしいところです。

それでも今季のファイターズ捕手陣で一番手の捕手という評価は間違いないですし、捕手というポジションは経験が一番の財産になりますので、これから捕手としての成長を期待してファイターズのホームベースを守ってほしいところです。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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