サッカーのW杯ですが、日本代表は今回もベスト16を突破できず、敗れてしまいました。
選手にはお疲れ様と声をかけたいところですが、よくやったとは言えないですよね。
というのも、チームの目標がベスト8だったのに、それは達成できなかったわけだし、逆に失礼にあたるような気がしてならないんですよね、と実は2010年の時もそう感じていました。
ドイツ、スペインと強豪を次々と撃破してのベスト16ということで、国内の盛り上がりも高く、注目を浴びたこの試合でしたが、なぜ今回もベスト8の壁に跳ね返されてしまったのか?野球ほど詳しくは書くことはできないと思いますが、素人なりに考えていきたいと思います。
試合的にはクロアチア相手に勝てる機会はなかったのか?と考えると、これは確実にNOと言えるのではないでしょうか?
今回は守備重視ではなくて、前半から攻める姿勢をとった日本でしたが、チャンスも作れてはいましたし、押し込めている前半で点を取れれば、勝てるような気もしていました。
しかし、後半から相手の放り込みクロス戦術で高さ勝負で挑まれ、苦戦を強いられると同点に追いつかれ、切り札の三笘投入も相手に研究され、今までの良さを発揮する機会が少なく、延長、PK戦まで持ち込まれ、最後は体力負けしたような印象でした。
クロアチアの攻撃はスペインの時のパス一本槍とは違い、ドリブル、クロスと実に多彩で守る方からすれば、守りづらさもありましたね。
惜しむらくは、ベンチが必要以上に延長戦を気にしたのか選手交代が遅くなり、試合時間が進むにつれて、日本の動きが鈍くなり、チャンスらしいチャンスがなくなっていったことで手を打つことができなくなったところでしょうか。
PK戦の戦い方を切り抜いて批判するのは簡単ですが、PK戦突入までの気力、体力を見るとクロアチア側が優勢だったのは明白でしたし、PK戦突入で終戦のルートは見えていたような気がしました。
とは言っても監督采配でどうにかなったのか?と考えるとそうではなく、日本はグループリーグのように事前に対戦相手が決定しているときは対策十分で戦えるので、しっかり戦えるケースが多いのですが、いざ決勝トーナメントになると勝ちきれなくなるこの体質を変えていかないと、夢のベスト8はとは近くて遠い夢のままです。
無論、決勝トーナメントの相手は直前にならないとわかりませんが、(1回戦は4択には絞れますが)、情報が十分に揃わない相手に対しての戦い方に問題があるように考えられます。
このような試合では、最終的には選手個々の能力、判断力などが勝敗を分けると考えられ、今の日本代表にはその部分が不足しているのかなと思います。
三笘が封じられれば、それで終わりではなく、それ以外の武器も準備しておけないと、やはり世界のベスト8には進めないのかなとも感じました。
決勝トーナメントに対してのチームとしての戦術、マネジメント、そして日本代表というチームの中でも選手個人の判断力、ゲームを読む力、あとはスキルなどを磨いていければ、きっと今回より上へ行ける可能性は十分にあると思います。
これって野球も一緒なんですよね。選手個人の試合においての判断力、流れを読む力は上に行けばいくほど求められますし、ベンチもしっかりとした戦術、それをチームに浸透させていかないと勝利には縁遠くなってしまうのかなと感じました。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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