【2022シーズン選手別振り返り】【22】杉浦稔大

2022年度成績

防御率5.27 16試合 3勝 6敗 0S 0H投球回数 42回2/3 被安打 45 被本塁打5 奪三振 48与四球10 与死球2被打率.268

投手陣でこの選手の不調が一番、チームにとって大きかったのではないでしょうか。

昨季、クローザーを任され、何度かの放牧があったものの、28セーブを記録、背番号も22に変更して臨んだ杉浦でしたが、キャンプ中に左太もも肉離れで出遅れ、チームのクローザー不在という事態につながってしまいました。

開幕絶望と見られていましたが、オープン戦終盤に復帰、しかし、開幕に間に合わせたというのが精一杯だったのか、昨季までの出来とは程通い投球内容になってしまいました。

開幕戦で逆転満塁HRを打たれてしまったのがケチのつけ始め、その後リリーフでは精彩を欠くピッチングで早い時期で先発の再転向を指示されます。

先発では3勝こそ上げましたが、さすがに調整不足が祟ったのか、投球内容が日によって不安定で8月を最後に一軍での登板はありませんでした。

杉浦のピッチングは抜群のノビがあるストレートが武器ですが、そのストレートの出来次第で出来が大きく左右されてしまいます。

ストレートが良ければ快刀乱麻、悪ければめった撃ちと、良くも悪くもわかりやすい投手です。

自慢のストレートに威力を欠いてしまった原因は肉離れの影響か、そのための調整不足だったら、シーズンオフでしっかり治してくれば問題ないと思われるのですが、これが持病の右肩の不調だとかなり厄介です。

今までもかなり杉浦には右肩の具合と相談しながら登板し続けていたところもあるので、その点が心配になってきます。

起用方法に最大限気を配っていた前政権の投手スタッフがほぼいなくなった来季、杉浦の起用方法がどうなるか心配な面がある一方、杉浦の抜群のノビのあるストレートが復活するか、来季の杉浦は投手生命の正念場になりそうです。

プレイバック名場面

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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