打率.219 129 試合 52得点 406打数 89安打 25二塁打 3三塁打 18本塁打 55打点 113三振 45四死球. 4盗塁 OPS.734
プロ入り5年目、ようやく過剰な注目度に実力が追いついてきた、そんな印象です。
鳴物入りでプロ入り後、高卒ルーキーから一軍で多く起用されてきましたが、本塁打7本、打率2割の壁に何度も跳ね返されてきた清宮でしたが、今季はHRは大きく、打率はなんとかですが超えることができたシーズンでした。
前監督時代は、故障上がりでも、回復すればほぼ無条件でスタメン起用も結果が出ず、挙げ句の果てに昨季は一回も一軍に昇格させないと、起用方法に振り回されていたところも感じられました。
毎年春季キャンプを完走できないくらい、フィジカル面で課題があるにも関わらず、すぐ一軍で実践でしたから、ファームで力を蓄えることができず3年が過ぎ、4年目は一転、鎌ヶ谷で塩漬けでしたから、一体どうしたいんだろう、とファイターズにいたままでは埋もれてしまうのではと心配していました。
しかし、BIGBOSS就任で減量指令がされた後、忠実に実行したところを見ると、素直な性格からかも知れませんが、本人の中にもなんとかしたいという気持ちがあったのは間違いないでしょう。
守備、走塁などのミスも色々あり、打撃では慎重すぎるアプローチに何度も監督から苦言を呈されていましたが、それでもシーズンを完走し、プロ初の期待打席到達達成です。
プラスワン投票で選出された球宴ではサヨナラHRを打ち、やはり何か持っているようなところも感じられますし、質の悪いマスコミには何かと村上の比較対象にされがちですが、村上は村上、俺は俺と必要以上に意識することは不要です。
清宮のHRは、柳田に代表されるように弾丸ライナーで飛距離を飛ばすスタイルとは違い、綺麗な放物線を描く打球で、最近のホームラン打者ではあまりいないタイプのスラッガーです。
そのためか、清宮の放ったホームランは、観客を魅了するものがあり、この点がやはり他とは違うものを持っている選手なのでしょう。
守備はイージーミス、判断ミスが目につきますが、守備は決して緩慢ということでなく、練習すればもう少し精度が上がるでしょうし、今季試されたサードで無難にこなしていた姿は驚かされました。
打撃では確実性には大いに不満がありますし、スランプにハマるとなかなか抜け出せなかったり、左投手は緩いボールしか対応できないなど、課題はまだまだ山積みですが、ようやく今季、プロ選手として階段を登り始めたところです。
来季はここで足踏みしないで一気に村上の背中が見えるところまで上り詰めてくれればと思います。
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というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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