先日、新入団選手の記者会見が行われました。
今回、注目したいのは、ドラフト会議で隠し玉として報じられた山口アタルです。
指名時はどこから情報を集めてきたのか?指名に至る経緯自体が謎の部分もありましたが、今日公開されていた記事でここまでの経緯などが書かれていたので見ていきたいと思います。
米大学出身 日本ハム・育成3位山口アタルがベール脱ぐ「アピールポイントはばか力」(スポニチ)
野球を始めた経緯ですが、日本ではなかなかない動機だったのが興味深いですね。
大阪出身の父とギリシャ系カナダ人の母の間に生まれ、バンクーバー育ち。8歳の頃、野球を本格的に始めた。「“フェラーリに乗りたい”と父に言ったんです。“頑張ってプロになれるのは野球だ”と言われて始めました。今はフェラーリに関係なく好きだからやっています」。(一部抜粋)
スポニチ 2022.11.27
日本ですと、TVなどでそのプレーに憧れ、プロを目指すと言ったのが一般的かと思いますが、山口の場合はフェラーリに乗りたいと、日本人にはない発想ですね。
海外の他のプロスポーツ選手でも金持ちになりたいという動機から始める選手をよく聞きますが、NPBの新入団選手で、同様の動機を聞くとは思いませんでした。
ではなぜ、ファイターズに入団することになったのか?その経緯についても取材されています。
入団テスト経由の指名で、経緯が独特だった。「日本に何もコネクションがない」と頼ったのが各球団のウェブサイト。見つけたメールアドレスに、自信のある体力面などをアピールする映像を片っ端から送った。「返事がなかったり“この方法で選手は集めていない”と返ってきたり…」。何とか3球団の受験にこぎ着け、「スイングの音に驚いた」(大渕隆GM補佐兼スカウト部長)と日本ハムに可能性を認められた。(一部抜粋)
スポニチ 2022.11.27
すごいですね、この行動力。
そんな中でファイターズの目に留まり、指名されたわけですが、ファイターズ以外でも2球団がテスト受験を実施しているということは、海外在住でNPBプレー希望の選手はこの方法が一番手っ取り早いようです。
そして、入団会見、恒例のアピールポイントではこう発言します。
「ファンの方々の期待を超えるような選手になります。アピールポイントは馬鹿力。ファンが盛り上がってくれるような選手になりたい。フィジカルモンスターになれるよう頑張ります」
北海道日本ハムファイターズ
馬鹿力って・・・(笑)
言いたいことはわかりますが、ロマン砲として期待している選手だったんだなあということが確認できました。
投手では制球難ということですので、NPBでは二刀流をやることはなさそうですが、ファイターズがなかなか育成できないロマン砲タイプというのが少々気にはなるのですが、ロマンが現実になるように頑張ってほしいところですね。
行動力、ハングリーさ、そしてパワー、今までのファイターズにいないタイプの選手なので、どう化てくれるのか期待していきたい選手ですね。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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