【2022シーズン選手別振り返り】【20】上原健太

2022年度成績

防御率3.19 25試合 3勝 5敗 0S 1H 投球回数73回1/3 被安打 73 被本塁打 2 奪三振 59 与四球 21 与死球 3 被打率.272

気づいてみると、キャリアハイの成績だった上原でした。

昨オフの話題となった二刀流挑戦でしたが、一時的にファームで打者の調整をした以外は、あとは今季のほとんどは投手・上原でした。

今季はシーズン序盤は中継ぎとしての登板機会が多く、交流戦の頃から先発転向し、シーズン最後まで先発投手として走り続けました。

長身左腕でストレートも150キロ近く投げるということで、パワーピッチャーのような印象を受ける上原ですが、今季のピッチングをみると、意外に技術の高い投手ということが確認できました。

BIGBOSSからの指示のフォームのタイミング外しを器用にこなしていましたし、変化球も多彩、制球も悪い印象が持たれるのですが、コーナーにビシバシ投げるタイプではないんですが、ストライクコースに集めることはできる、一軍で戦える技術は持っているのが上原のスペックだと思います。

しかし、昨年までブレイクできず、今季はなぜ3勝止まりだったのかというと、立ち上がりが不安定、左に弱いなどウィークポイントはあるのですが、技術が高いのか災いしているのか、慎重になりすぎて球数がかさんで崩れてしまうこともあり、多分、上原なりの討ち取り方が完全に固まっていないのでしょう。

それでも、うまく立ち上がりを切り抜けた時は、素晴らしいピッチングをする事が多いので、投手・上原はあともう少しで一皮向けるような気もします。

野手・上原はフェニックスリーグから再始動していますが、交流戦でのバッティング、走塁などはさすがだと思いますし、二刀流やらせたくなるものは持っているなあと改めて感じました。

このまま二刀流を続けるにしても、どっちつかずにはならないでほしいなと思います。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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