【2022シーズン選手別振り返り】【17】伊藤大海

2022年度成績

防御率2.95 26試合10勝 9敗 1S 1H 投球回数155回2/3 被安打140 被本塁打 5奪三振112与四球 49与死球 5 被打率.240

2年目のジンクスもどこ吹く風、伊藤の進撃はそんなものでは止まりませんでした。

とは言っても昨季と比較しても苦戦した試合は多く、その証左に奪三振が減ってしまった事が挙げられます。

昨季は奪三振率が8.69なのに対し、今季は6.48と激減、スライダーの曲がりがある程度、相手に覚えられ、しかも今季の伊藤のストレートの球威が昨季と素人目から見ても、昨季と比較して落ちていました。

ルーキーながらフルシーズン稼働にさらに東京五輪の参加もあり、まさにフル回転の活躍でしたから、シーズンオフの間に完全に疲労が抜けきれなかったのかも知れず、特に春先は勝ち星こそ、転がってきましたが本来の投球ができない状況でした。

しかし、千賀や山本由伸のような大エースが相手ですと、見違えるようなピッチングを披露して投げ勝つどころか、完封までやってのけるわけですから、わからないものです。

強い相手だと伊藤のギアが何段も上がるようでしたが、その一方、味方のエラーが続くような試合では集中力をなくすようなピッチング、マウンドでの態度も見られるところは、今後の課題です。

気持ちにピッチングが左右される伊藤を見てなのかどうかはわかりませんが、BIGBOSSからリリーフ転向の提案を受けます。

一度は拒否しますが、最終的には受け入れることになり、シーズン終盤で2度ほどリリーフとして登板しましたが、やはり大舞台でのリリーフ経験が生きたのか、今季クローザーでマウンドに上がったどの投手よりも、マウンド捌き、投球内容もハマっていました。

来季は先発か、それともクローザーか。個人的にはクローザーの方が収まりがいいような気がしますが、どのポジションでも投手陣のカギを握る存在になることは間違いないでしょう。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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