【2022シーズン選手別振り返り】【15】上沢直之

2022年成績

防御率3.38 23試合 8勝 9敗 0S 0H投球回数152回 被安打129 被本塁打15 奪三振127 与四球50 与死球9 被打率.230

今年の結果だけをみると、エースとしては寂しい成績となってしまいました。

4月は佐々木朗希との投愛で無失点という試合もありながら未勝利と苦しい時期もありましたが、5月は一転、4勝無敗と絶好調ムードに変わり、月間MVPを獲得、これで復調するかと思いましたが・・。

一年を通して、投球内容が安定しているとは言いづらく、時期によって好調、不調がはっきりしていたのと、後半戦で骨折で離脱もありと、なかなか上沢にとっては落ち着かない一年となりました。

落ち着かない理由としてはストレートが常時、高めだったことと立ち上がりが不安定だったことでしょうか。

特にストレートの低めへの制球ができず、高めにいってしまうことが一年通して多かったように感じまして、力がある時はストレートを高め、変化球を低めに集めるコンビネーションで抑えることができたのですが、ストレートが安定しないと、投球内容も比例して不安定になってしまう、そんなイメージの上沢でした。

それでも粘って8勝するところはさすがとも言えますが、一年通してもう少し安定していればとも感じてしまう今季の上沢でした。

数字的にはエースとしては物足りないのですが、振る舞いはエースらしい振る舞いを見せてくれて、上沢の成長を感じる一年でもありました。

自分が先発し、リリーフが打たれて逆転されても、自分の悔しさを押し殺して、打たれた投手に笑顔で声をかけるなど、エースとしてなのか、それとも先輩投手としてなのかはわかりませんが、自分だけのことでなく、チーム全体のことを考えて、行動できる姿に投手陣のリーダーになってきたことを実感できた一年でした。

来季も開幕投手からは外れてしまいましたが、それでもファイターズのエースとしての投球、立ち振る舞いでチームを引っ張ってくれるでしょう。

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以上、ハムかつサンドでした。

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