【2022シーズン選手別振り返り】【9】中島卓也

2022年度成績

打率.223  68 試合 12得点130打数 29安打 3二塁打 1三塁打 0本塁打. 8打点 31三振 11四死球 17盗塁OPS .543

この数年、精彩を欠いていた中島でしたが、今季は数字以上の存在感を見せてくれた一年になったかと思います。

一番の武器であるはずの守備は、試合の大事な場面での失策も目立つようになり、さらに中島の代名詞である打席での粘りもなくなり、打撃成績も2018年をピークに打撃成績も右肩下がりで落ちていてしまいました。

打席での粘りがクローズアップされていた中島ですが、実際には打ちにいって粘っているわけではなく、ファールを打ちにいっているだけで、フェアゾーンに飛ばすバッティングを放棄しているような打撃スタイルです。

最初は相手も苦労していましたが、慣れてくると対策として速球で押す、落ちるボールで中島のカットを防がれてしまうと、だんだんと成績も下がっていくことになりました。

今季は開幕は二軍スタート、昇格後はセカンド、ショートで時折スタメンとして出場はしていましたが、レギュラーを掴むことができず、守備固め時々スタメンといった起用方法が続きました。

しかし、守備では時折、印象に残るビッグプレーも見せており、仙台でのイーグルス戦での1日クローザーの北浦を救ったプレー、そしてポンセのノーヒッター達成に一番大きいプレーだったファインプレーなど、このようなプレーを見せると、中島の守備はまだまだ健在であることを見せてくれました。

その一方、どうしても名手のイメージが先走りして見てしまうのか、チームの敗戦につながるような痛いミスも何度かあったのことは来季以降の課題になってきそうです。

ベースランニングの上手さについてはBIGBOSSも評価しており、その脚力を活かしてシーズンの最終盤には外野守備にも挑戦し、そつなくこなしていました。

外野守備を経験したことで、外野から打撃のヒントをもらったのか、あるいは新たな刺激が中島を動かしたのかはわかりませんが、外野初スタメン後は36-11と打撃でも結果を出していましたので、来季は二遊間だけでなく、外野のスーパーサブとして機能する中島が見ることができるかも知れません。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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