【2022シーズン選手別振り返り】【8】近藤健介

2022年度成績

打率.302  99 試合 51得点 325打数 98安打 26二塁打 1三塁打 8本塁打 41打点 45三振 66四死球 8盗塁OPS.879

今期を迎えるにあたって、唯一のレギュラーと言われていた近藤。

故障での長期離脱があり、規定打席には未達でしたが、スタッツを見るといつもの近藤らしい安定した成績を残しました。

OPSは規定打席未達の年も含めると2017年から6年連続の8割越えと高レベルで安定していますし、左右に打ち分けるバッティングはもちろん、抜群の選球眼を生かしての高い出塁率を叩き出せるところが近藤のわかりやすいセールスポイントです。

どんな時でも打席で体の軸がずれないスイング、そして教科書の見本になりそうなほどのキレイな三遊間を破るヒット、そしてインコースに甘めにくれば、願わくばオーバーフェンスの打球を飛ばしてくる、味方にすれば頼もしい近藤ですが、いざ相手チームの打者と考えると、これほど嫌らしい打者は少ないと思います。

近藤のもう一つの武器は強いメンタル。捕手時代はイップスで悪送球を多発していましたが、そのミスを引きづることなく、打撃では平然とヒットを打つ、ミスを引きづる選手が多めのファイターズにとって、異質のメンタルを持った選手です。

今季は序盤は守備の勉強のため、センターを主に守り、外野の司令塔としての経験を積み、故障復帰後は本来のレフト、ライトを守ることが多くなりました。

その守備ですが、見慣れているせいか、レフトやライトの方がおさまりがいいのようで、センターよりは好プレーも見せる機会が多かったように感じます。

しかし、一生懸命に打球の処理をしてくれるのは、非常に好感を持てるのですが、、その一方、ギリギリなプレーを常時行っているようにも感じ、近藤もいよいよ30代突入になりますので、大怪我しないかハラハラしてしまいます。

もう少しスマートに守れないかなとは思ってしまいますが、近藤のスマートな守備がどう考えても想像できないので、無茶だけはしないようにと願って止みません。

日本を代表する打者として代表にも呼ばれるようになった近藤ですので、これからも高い次元での安定した打撃を期待したいところです。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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