今季のオフは非常に活発です。
オリックス・バファローズとトレードが成立(北海道日本ハムファイターズ公式)
本日11月10日(木)、北海道日本ハムファイターズの石川亮選手(27)とオリックス・バファローズの齋藤綱記投手(25)のトレードが成立しましたので、お知らせいたします。
石川亮選手コメント
「入団テストを受けてファイターズに指名していただいて、約9年間、本当にいろいろな経験をさせてもらって、ここまでやってくることができました。今まで関わってくださった方々とファイターズという素晴らしいチームに感謝の気持ちでいっぱいです。ファイターズで野球をやってきたからこそ、次のステージに行けると思っていますし、この移籍がマイナスなことではないということを、プレーを通じてしっかり見せたいと思います。温かいご声援をくださったファイターズファンの皆様と、これまで携わってくれた全ての方々に恩返しするためにも、また1軍の舞台で見つけてもらえる選手になりたいです。ルーキーに戻った気持ちで、新しいチームでこれからも頑張りたいと思いますので、変わらぬご声援をお願いいたします」
北海道日本ハムファイターズHP
オリックス・バファローズでは、齋藤綱記投手と北海道日本ハムファイターズ石川亮選手との交換トレードが成立しましたので、お知らせいたします。
なお、石川選手の背番号につきましては決まり次第お知らせいたします。齋藤 綱記 投手コメント
「突然のことだったので、本当に驚いているのが、正直な気持ちです。
オリックスバファローズHP
バファローズで8年間、結果を残せていない中でも、応援していただいたファンの皆さん、ここまで育てていただいた球団関係者の方々、チームメイトには、本当に感謝しかありません。
新天地で活躍する事が、こうした機会を作っていただいたバファローズ、ファイターズ両球団への恩返しになると思っています。これまで応援していただいた方々や、ファイターズファンの皆さんにいいプレーを見てもらえるように、これからも頑張っていきたいと思います。」
今回のトレードの狙いを考えてみたいのですが、今回はファイターズサイドよりもバファローズサイドの思惑が強そうです。
バファローズ側の事情
まず、考えたいのがバファローズの捕手事情。
今季、支配下登録されている捕手は6名いますが、最年長の松井の退団の発表があり、主力捕手の一人である伏見がFA宣言で移籍の可能性が考えられます。
そうなると、捕手の頭数が少なくなるだけか、一軍レベルの捕手も足りなくなります。
しかも頓宮はシーズン後半戦はファーストで出場する機会も多いし、ルーキー時の西村監督時代はサードでの定着を期待されていたくらいですから、捕手として今後起用するかどうかは微妙な選手。
ライオンズ・森のFA参戦をする動向は伝えられますが、もちろん入団してくれるかは交渉次第ですから、一軍実績のある捕手を探していたバファローズの眼に留まったのが石川だったと思います。
石川は打力と肩に大きな課題はありますが、それ以外の守備面は問題ないレベルだと思いますし、バファローズですと元ファイターズコーチの中嶋氏が監督ですから、やりやすさもあるのではと考えられます。
ファイターズ側の事情
一方、齋藤は北海道・北照高校出身の道産子サウスポー。
左の中継ぎの補充が目的でしかし、面白そうなリリーフ左腕はまだまだ鎌ヶ谷で眠っているような気もしますが、補充することに越したことはないということでしょうか。
齋藤は左のサイド気味から投げる140キロ前後のストレート、そしてスライダーとのコンビネーションで抑える投手。
しかも、最近ファイターズはやりの道産子コレクションという感じもしますが、良い時は左のワンポイントで活躍していたので、ワンポイント要員が欲しかったのかなと見てはいます。
巷では齋藤コレクションという声もあるようですが、どちらかというと新庄監督の変則投手マニアぶりがドラフトに続いて発動したような気もします(笑)
ファイターズも石川退団以降の支配下登録の捕手は6名。
ファイターズは捕手を補強しない代わりに流出している状況。NPB在籍経験のある外国人捕手の獲得の報道もあり、伏見獲得の噂と噂レベルでは捕手獲得の話が出ていますが、これが噂で終わったら、捕手のやりくりが大変になりそうな懸念もあります。
今回のトレードが2人の選手にとって、いいきっかけとなりますように。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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