【新球場使えない?】ファウルゾーン足りず、来季の使用ピンチ?

ちょっとこれは普通に考えれば、信じられないミスですね・・・・。

えっ!日本ハム新球場使えない!? ファウルゾーンの広さ公認野球規則の規定に満たず(デイリースポーツ)

日本ハムが北海道北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていないことが7日、分かった。この日行われた日本野球機構(NPB)と12球団による実行委員会で指摘を受けた。来年3月開場に向けて約95%の工事が終了した中で思わぬ問題が持ち上がった。

新庄監督の下、新たな球団の歴史を刻むフィールドに、思わぬ問題が持ち上がった。指摘を受けたのは、ホームベースからバックネット側のファウルゾーンの広さだ。

公認野球規則では、試合を行う競技場の構造が細かく設定されており、野球規則2・01において「本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレーの妨げになる施設までの距離は、60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」と明記されている。

だが、「エスコンフィールド北海道」でのホームベースからバックネット側のフェンスまでの距離は約15メートルしかなく、会議の場ではその点について他球団からの指摘を受けた。

スタンドからフェンスまでの距離が近いことは、臨場感の面において大きな特徴を持つことになるが、野球規則の要件を満たしていなかったことが、どう捉えられていくかが問題となり、会議内でも議論が紛糾した。

日本ハムは3日に新球場をメディア向けに公開。メジャーの球場をモデルとした臨場感のある作りで、工事は約95%が終了済み。当然、来年3月の開場に向けて、この時点での改築は困難だ。日本ハム側が今後、どのような対応を取るのかが注目される。

デイリースポーツ

まさか、野球公認規則に従わないで球場を建設していたとは・・・。

今まで使用していた球場が借りていた球場ばかりだから、野球規則にグラウンドの仕様のルールがないと思っていたのでは?と信じられない解釈を持ち出すしか理解できない行動原理です。

 一方、こんな記事もあります。

日本ハム新球場 メジャー式で規則違反!?本塁からバックネットまでの距離が足りず(スポニチ)

(前略) 

 国内初の開閉式屋根付きの天然芝球場で、大リーグの球場をモデルにフィールドと座席が極限まで近づけるように造られている。新たなスタンダードとして注目されており、大リーグでも同距離が60フィートに設定された球場はほとんどないのが現状。ファンがより臨場感を持って観戦できる利点もあり、試合は両チーム同じ条件でプレーするため、ルールに違反する事例ではないとの見方もある。

 開業を5カ月後に控えて改修は現実的に難しく、今後の議論の行方が注目される。

スポーツニッポン

 この記事に書かれてるようにMLBでは野球規則に従っていないのが現状ということですが、とはいっても、それはアメリカの通例であって、断じて日本ではありません。

 設計図通りに建設会社が建設するわけですから、建設会社のミスというのは到底考えづらく、そうなると設計に何かしら関わっていると思われる、北海道日本ハムファイターズ側に問題があったことは否定できないでしょう。

 失念していた、というヒューマンエラーの可能性は考えづらく、MLBが認められているか日本でも問題ないと考えて、確信犯で行なっている可能性が高いように考えられます。

 確信犯で行なって、作ったもの勝ち!考えていたのであれば、それはかなり甘い考えですし、もしそれをやるのならば、各球団、NPBへの周到な根回しが必要なはずですが、それができていなかったのか、やらなかったのかわかりませんがそれにしても、杜撰です。

 実際に実行委員会で議論が紛糾していること、そしてMLBで60フィート以下の球場が存在することなどを考えると、このまま認められる可能性も考えられるのですが、もし、今の球場スケールでは使用が認められないとなれば、来季は一転、本拠地を持たないジプシー球団として活動するのか、もしくは札幌ドーム側に頭を下げて、球場改築完了まで使用させてもらうか、いずれかになりそうです。

 どちらにしても、今は判断を待つだけですが、それにしてもお粗末すぎますね。

 というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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