【2022シーズン選手別振り返り】【6】アリスメンディ・アルカンタラ

2022年度成績

打率.209  97 試合 27得点263打数 55安打 6二塁打 0三塁打14本塁打 28打点 87三振 21四死球 4盗塁OPS.658

新外国人の期待度で言えば、ヌニエスよりは下と見られていたアルカンタラですが、終わってみればインパクトを残してくれたのはアルカンタラの方でした。

最初のインパクトは開幕シリーズのホークス戦、ファイターズが長年の天敵、東浜から2本のHRを打ったことでしょうか。

元々が内野、外野を守れるユーティリティプレーヤーとしての加入で、オープン戦も最終盤での登場と調整不足も気になっていた中でのこの2発でしたから、期待は高まりました。

東浜には今季4HR,ホークス全体では5HRとホークスキラー、いや東浜キラーとして名を馳せたアルカンタラの貢献は大きく、シーズン途中までホークスに勝ち越しできていたくらいです。

アルカンタラの特徴としては開幕シリーズ連発以外にも、交流戦のスワローズ3戦目での9回、延長での連発でスワローズに一矢を報いることができた試合、打率自体はそれほど高くはないものの、確変モードに入ると止まらなくなる、まさしく典型的な外国人バッターという感じでした。

しかし、シーズン中盤に蜂窩織炎、コロナ感染で相次ぐ離脱をしてからは、相手に研究もされたのか、あっと驚く一発も見なくなりベンチを温めてしまうことも多かったです。

最終盤に当たりを取り戻しつつある状態でシーズン終了になりましたが、来季はそのまま上り調子のままで迎えるのか、どうも読みにくい選手であります。

守備については内外野守れるとは言っても、外野に関しては本人が乗り気でないような緩慢な守備も目立つ一方、セカンドではさすが外国人内野手といった日本人ではできないボールの捌き方でピンチを救う場面も見られました。

今季一年見たアルカンタラの印象としては、何かの拍子で長打を連発するも、チャンスでは期待できない、守備も内野はまずまずだが、外野は緩慢というのが自分の評価になります。

シーズン終盤の起用法、来季加入するであろう新外国人次第では、保険的外国人の扱いになりかねないアルカンタラですが、2年目は今季以上の働きをしてくれることを期待したいところです。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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