【2022シーズン選手別振り返り】【4】上川畑大悟

2022年成績

打率.999  80 試合 22得点261打数 76安打 7二塁打 2三塁打 2本塁打 17打点 45三振 21四死球 8盗塁 OPS.716

残り物には福がある、いや福以上に神がいました。

ドラフト9位指名、昨年のドラフトで本指名の選手としては12球団通じて一番最後に指名された上川畑でしたが、ここまでの存在感を出してくれるとは誰が想像したことでしょうか。

もともと守備の評価が高いものの、課題は打撃と言われていた選手で、球団が用意した背番号も「4」とかつて守備職人と言われた飯山コーチの現役時代が着けていた番号でした。

そのことからもわかるように、球団はかつての飯山のような打撃ではなく、守備でチームに貢献してくれるように、というレギュラーではなく守備のスペシャリストとして指名したような気がします。

春季キャンプで怪我もあり、大きく出遅れてしまいましたが、交流戦開幕のスワローズ戦で一軍初昇格、即スタメンで出場を果たすとプロ初ヒット、翌日の試合では2安打と早くも打撃でもプロでやっていける雰囲気を出してくれます。

評判の守備はプロで通用するどころか、プロのショートでもトップレベルといってもいいくらい、しかも見ているものを魅了する華麗な守備は一躍ファンを虜にしました。

打撃も決して長打を飛ばすタイプではないものの、詰まり気味にレフト前に落とすヒット、そしてインコースには一発長打のツボがあり、セットアッパーの又吉から貴重な同点HRを打つなど右へ左へ打ち分けるバッティングでも魅了します。

そして勝負強さまで見せてくれ、9月17日にはサヨナラヒットまで放ち、ファンの間に誰が言い始めたのか、神川畑と呼ぶまでになりました。

課題と言えるものがほとんど見えない今の上川畑ですが、強いて言えば、今季は故障で出遅れたことでフルシーズン完走はしていないことだけでしょうか。

あと相手も当然研究してきますので、それに打ち勝つことができるかどうかです。

なぜ、この選手が打撃が課題とドラフト前に言われていたのか、もし本当に課題だったとしたら、この短期間でどのように克服したのか、そんな裏話があれば知りたいです。

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というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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