【2022シーズン選手別振り返り】【3】王柏融

2022年度成績

打率.063  15試合 1得点 32打数 2安打 1二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 12三振. 0四死球 0盗塁OPS .156

来日4年目となった大王でしたが、今季も好成績を残すことができないどころか、来日後ワーストの成績となってしまいました。

3年契約が満了して、今季は減俸をのんでの4年目、目処が見えた昨季の経験からどのように上げてくれるかという期待がありましたが、11打席目に今季初ヒットを打ってから、その後は全く音無し、次のヒットは札幌ドームラストの試合まで待つことになりました。

打席が少ないので参考程度で見るしかないのですが、今季は四球ゼロ、昨季までは四球数の割合も他選手と変わらない数値でしたが、これはBIGBOSSのファーストストライクを積極的に打っていく方針を愚直に守ったことからだと考えられます。

しかし、王には全くの逆効果になってしまったのか、本来のバッティングの片鱗を見せることなく、今季のほとんどを過ごすことになってしまいました。

そのファームでは圧倒的な打率を残してはいますが、その割に本塁打4本とやはり台湾リーグの三冠王といえど、日本の野球とのレベル差をなかなか埋めることができない4年目のシーズンとなりました。

台湾出身の選手は数多くNPBでプレーしていますが、ほとんどは投手で、野手で成功したのは高校から来日し、ファイターズでプレーした陽岱鋼くらいでしょうか。

CPBLなど台湾のプロ野球が完全な打高投低であるため、日本野球のレベルの高い投手には圧倒的な成績を残した王でさえも、壁に跳ね返されてしまっているのが現状です。

さすがに来季契約更新はなく退団になりましたが、ファイターズでの4年間での経験を新天地で生かしてもらえればと思います。

プレイバック名場面

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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