先日のドラフトで3位に指名したマイナーリーグ所属の加藤ですが、本当に入団してくれるのか?という心配が出てきています。
しかし、本日の朝のニュースで加藤が自由契約になったというニュースが入りました。
日本ハム3位指名の加藤豪将 メッツ3Aを自由契約 関係者「入団を真剣に考えている」(デイリー)
指名直後は指名されたことに光栄とのコメントを出していましたが、その一方でそれ以上のことは入団に対しては踏み込んでないコメントでしたので、そのため入団に障害があるのでは?と一部では考えられていました。
最もドラフト指名対象選手とはいえ、マイナーリーグのチームに所属している選手で契約を結んでいる上、軽々しく移籍に関わるコメントを出せないのは当然です。

契約は残っていますが、私の心は一つです!!
と、かつて指名挨拶のTELで、そう答えた選手が過去にいましたが、普通は言いません(笑)
指名1週間後で自由契約になったことで、入団への階段を一段登ったことは確かでしょう。
とは言っても、交渉に障害がなくなったというだけで、加藤がファイターズでプレーするには色々の問題が考えられます。
移籍を決断するために考慮されるポイントは以下の2つが考えられます。
- 日本球界の経験がないこと
- NPB移籍することで今後のMLB昇格の道がほぼ断たれること。
日本球界の経験がない選手が新人扱いとはいえ、28歳の年齢を考えると、即戦力としての期待が大きく、しかも慣れない環境で結果をすぐ求められる環境でのプレーになることを考えられ、しかもMLBとNPBでは野球の質も異なってきますので、加藤が日米野球の違いに戸惑うことは毎年、来日してくる外国人を見ても容易に想像できます。
あと加藤が完全にメジャーの夢を断つことができるかということ。断つことができるのなら何も問題はないのですが、日本で活躍して、その後メジャー再挑戦ということを考えていると、その時は年齢は30を超えてしまうので、メジャー実績がほとんどない30代の選手を獲得するのは獲得する側もリスクが高く、方向性としては甘いと言わざるを得ないでしょう。
加藤がファイターズに入団するには、完全にMLBの夢を諦めることが必要になってきそうです。日本に骨を埋めるか、メジャーの夢を貫くか、加藤にとっては野球人生にとって非常に大きなターニングポイントになりますので、じっくりと考慮してから選択して欲しいものです。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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