トレードはドラフトの後かと思っていたので、これは油断してました・・・・。
阪神タイガースとトレードが成立(北海道日本ハムファイターズ公式)
行く選手
ファイターズからタイガースへ移籍する選手2名、渡邊と高濱ですが、確かにチームの立ち位置としては微妙だったんですよね。
渡邊は打撃力の高さで2019、2020年とセカンドのレギュラーを確保できたたのですが、昨季は課題の守備だけでなく、打撃でも不振。
今季はキャンプでの上沢監督の指示でファーストに挑戦し、シーズン開始は清宮とファーストを併用して起用されていたのですが肉離れで抹消、その後、コロナ禍の影響で一度昇格を果たすも一軍には定着できずシーズンを終了しました。
高濱も一度は戦力外→育成という道を歩みましたが、支配下復帰後、昨季は中田が抜けた一塁を守り、ある程度の結果を残すことができた中で今季の飛躍に期待をされましたが、不振でほぼ二軍で一年を過ごすことになってました。
タイガースの状況といえば、右打ちの内野手が主力では大山くらいしかいないことと、セカンドが固まってないことが大きいようです。
大山、佐藤が内外野守ったり、糸原が二塁、三塁併用していたりと打撃優先のオーダーなのかポジションが固まっている選手も少ない印象ですので、本職がセカンドの渡邊はもちろん、高濱も内野の複数のポジションの経験はあるので、タイガースサイドから見ると補強に適した人材と捉えてくれたのでしょう。
ちなみに高濱のお兄さんの卓也さんは阪神のドラ1でしたからそういう意味でも期待されますね。
来る選手
対してタイガースから加入する選手は外野手の江越と投手の齋藤の2選手。
江越に関しては身体能力の高い右の大砲候補ということでしたが、近年では守備固め、代走が主な役割で齋藤は今季20試合登板していますが、ほとんどがリリーフの登板でMAX158キロを記録した速球が持ち味の長身投手です。
タイガースからすると江越に関しては今のままではこれ以上伸び代が感じられないので環境を変えてあげること、斎藤に関してはある程度の登板数は与えていますが、強固なタイガースの投手陣には食い込むことができないと判断されたのかと考えられます。
ファイターズの狙いとしては、今季の戦力外で20代半ばの外野手を2名リリースしたこと、さらに近藤のFAによる移籍の可能性もあるので、ある程度経験のある外野手を補充したかったという狙いと、さらに江越は身体能力が高い外野手なので、新庄監督の野球にマッチしそうと判断されたかと思います。
齋藤に関してはやはり今季一番のチームの課題だったリリーフ投手陣のテコ入れの期待でしょう。
速球が武器でファイターズのリリーフ陣は他球団と比較しても球速不足は否めず、パワーピッチャーの補充は必須でした。
ちなみに齋藤は石川直也の山形中央高校時代の2年先輩ですね。
ドラフトである程度、指名することで対応するかと思っていましたが、トレードで早速手を打ってきた印象です。
4選手とも今季の成績はいいとは言えないところはありますが、一軍である程度の実績がある選手同士のトレードとも言えそうで、お互い早急にテコ入れしたいポジションを早速埋めてきたということですね。
優勝しか狙わないと公言する新庄監督のファイターズ、そして岡田監督復帰で優勝候補から脱却したいタイガースとすぐに結果を出したいチーム同士ということでこのトレードが成立したのかと思います。
4選手とも新天地で活躍してほしいですね。
というわけで、以上ハムかつサンドでした。
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