近藤がFA権を行使するといった報道が流れました。
日本ハム・近藤、FA行使へ 左の好打者“市場の目玉”ソフト、ロッテ、オリなどが水面下で調査(スポニチ)
宣言イコール卒業?
今一番、ファイターズ関連のスクープに強いと思われるスポニチ(個人の感想です)のみの報道、そして実際に宣言できるのが日本シリーズの後になりますから、真偽は今の所定かでは無いのですが、本人も宣言の有無について迷いがあるような報道もあるので、宣言する運びになるのは確実なのかなと思います。
とはいっても、宣言イコール移籍でないですし、他球団では宣言残留は数多くありますし、ファイターズも宣言即移籍ということはなく、いわゆる宣言残留は以前からチームとして認めています。
近年では増井のFA宣言時では、球団も3年契約の提示はしていますし、古くは小笠原が巨人に移籍した時もかなりの高待遇の提示をしています。
陽岱鋼の時のフロントの卒業発言などがあるように、ファン側からするとFAすると球団残留がないと見られがちですが、決してFA宣言イコール即移籍にはならないということは理解しておきたいところです。
球団の判断からすると、必要な人材と判断したならば、残留交渉はするといったスタンスと考えてみればと思います。
近藤についてはどう判断されるのでしょうか?
近藤がFA宣言する理由を考察してみる
それでは近藤はなぜ、FA宣言をしようと考えたのか?その点を考察していきたいと思います。
以前、YouTuber 野球評論家の里崎智也氏が自身のチャンネルで「選手がFAを行使する理由」について語っていて、Wikipediaにまとめてありますので抜粋してみます。
元千葉ロッテマリーンズの里崎智也は「選手がFA権を行使する理由」として、下記の4つに類型化している。
夢追い型
さらに細かく分類すると、以下の3つのケースが挙げられる。このうちの複数にわたり該当するケースも存在する。
「優勝したい」型 →「優勝できるチームでプレーしたい」場合に該当。
「憧れのチームでプレーしたい」型 →「子どもの時からずっと憧れていたチームでプレーしたい」場合に該当。
「故郷のチームでプレーしたい」型 →「残された現役生活を故郷に近いチームでプレーしたい」場合に該当。
出場機会優先型
より出場機会の多いチームでプレーしたい、出場機会が減少傾向である、あるいは起用法に不満を持つ選手が宣言する場合に該当。
金銭追求型
より高額の年俸、より長期の契約年数を最優先とする場合に該当。
チーム愛最優先型
所属チームを「生涯のチーム」とする、つまり「チームを去るとき=引退するとき」と考える場合。「宣言残留型」とも呼ばれる。
また、後に里崎が自身のYouTubeチャンネルにて以下の類型を追加している。
「このチームが嫌だ」型
(他の型と重なる場合もあるが)こちらは出場機会的には問題ないものの、フロントや首脳陣と良好な関係を築けなかった場合に該当する。
(以下略)
Wikipedia フリーエージェント(日本プロ野球)FA権を行使する理由より抜粋
近藤の場合、該当するケースとしては夢追い型の優勝したい型、もしくはチーム愛最優先型の間で揺れ動いているのでは?と考えています。
出場機会は十分ですし、金銭もファイターズは主力選手の年棒は他球団と比較しても決して見劣りしない金額は出していると思われます。
このチームが嫌だ型の可能性がゼロとは外部の人間からは言い切れないところではあるのですが、新庄監督との関係性も悪くないようですし、今は近藤がチームリーダーの立場ですから、嫌な先輩がいて抜け出したいと考えるケースはないように感じます。
こうなると今のファイターズが果たして優勝に向かって、しっかり進んでいるのか、というところが焦点ではないかと考えています。
近藤は2016年の日本日メンバーであるんですが、この年は不振もあり、あまり活躍できていないシーズンですから、優勝したという実感が持てていないのかと感じます。
年齢的にまだまだ優勝を狙うチャンスはありそうですが、とはいっても故障が多い近藤ですから、早いうちに優勝したいと考える気持ちがあっても不思議ではありません。
せっかくの権利ですから、本人がしっかり考えて決めることですし、こちらとしてはその考えを尊重するしかないところですが、近藤にとって最良の選択をしてくれればと思います。
というわけで、以上ハムかつサンドでした。
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