思いっきり落としてからいきなり上げるスタイルですか、このチームは(笑)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
ホークス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ファイターズ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
球団としては26年ぶりのノーヒットノーラン
日本ハムファイターズとしては1995年に西崎幸広氏が達成して以来、もちろん北海道移転後は初の快挙になりました。
意外にも今日が本拠地札幌ドームでの初登板となったポンセの偉業達成を詳しく振り返ってみたいと思います。
攻撃面は2回の万波のHR以降、見せ場が全くありません(苦笑)でしたので、今日はポンセの投球振り返りに時間を割いてみたいと思います。
1回表 今宮 サードゴロ 野村勇 遊直 グラシアル 死球 デスパイネ 遊ゴロ
インコースを意識した攻めで4人で抑えます。グラシアルへの死球はすっぽ抜けでもったいなかったのですが、デスパイネには最初にカーブを続け、0−2からピッチングできたのがよかったですね。
2回表 野村大 遊ゴロ 増田 中直 谷川原 遊飛
右の2人にはこの回もインコース中心、左打者の谷川原には両サイドをうまくついて押さえます。
しかし、インコースに強い増田にはしっかり打たれたものの、万波の好守に救われます。
3回表 ガルビス 三振 甲斐 投直 今宮 三振
2回りとなった今宮には、前の打席のインコース攻めを活かして外のカットで揺さぶり最後はスピリットで三振。一回り目のインコース攻めが生きたピッチングでした。
4回表 野村勇 中飛 グラシアル 三振 デスパイネ 遊ゴロ
この回もインコース攻めの残像を活かした外へのカットボールが投球の中心。野村、グラシアルには苦戦しますが粘り勝ちしました。
5回表 野村大 三振 増田 左飛 谷川原 左飛
前の打席にインコースをしっかり打たれた増田には外中心の攻めを見せますが、最後はインコースへのツーシーム。前の打席内容をよく吟味した古川のナイスリードでした。
6回表 ガルビス 左飛 甲斐 右飛 今宮 二ゴロ
3回り目の今宮にはカーブを混ぜてきて、内外のコンビネーションだけでなく、緩急も使ってきました。
7回表 野村勇 三振 グラシアル三ゴロ デスパイネ 中飛
両外国人を力で押し込んだピッチングでした。3回り目でも力で押し込めるピッチングができるのは素晴らしいですね。
8回表 野村大 遊ゴロ 増田 二ゴロ 谷川原 三振
野村のショートゴロの当たりを中島のファインプレーでポンセを救います。このプレーが今日一番のビッグプレーでした。
9回表 ガルビス 四球 正木 右飛 今宮 遊併殺
味方打線もポンセの大記録に協力するかのように三者凡退を繰り返していましたが、8回にホークスの尾形が連続四球で試合のリズムに変化が生まれます。
なかなか終わらない攻撃にポンセもナーバスになっていましたが、援護はなくついに9回のマウンドへ。
しかし、イニング間のナーバスが影響したのがガルビスには今日初めての四球を出してしまいます。
心配されましたが、代打・正木を抑えたところでポンセも落ち着いたのか、最後は今宮を併殺に抑え、ついにノーヒットノーラン達成の瞬間を迎えることができました。
偉業達成できた理由
それではなぜノーヒットノーランが達成できたのか振り返ってみたいと思います。
まずはポンセの内外の制球力、ボールの力が最後まで落ちなかったことが挙げられます。
あとは奪三振が6が示すように、万波、中島のプレー以外にもバックがしっかり守ってくれたことでポンセの打たせてとるピッチングができたことですね。
最後には何と言っても古川のリードが抜群でした。
野村勇、増田がインコースにある程度対応できていたのですが、それを逆手に取る配球でポンセをひっぱてくれましたし、今日のポンセならキャッチャーも確かにリードが楽かもしれませんが、序盤のインコースへの意識づけを活かした配球の組み立ては実質1年目の捕手とは思えません。
これでチームも勢いに乗って!と言いたいところですが今日の勝利はポンセの個人技でもぎ取ったものとも取れる勝利で打線が全く沈黙してしまったのはチームとしては大きい反省材料になります。
攻撃面の課題を解決しないとチーム浮上はあり得ませんので、攻撃陣のテコ入れは必要ですね。
ということで以上、ハムかつサンドでした。
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