あらあら、3タテされちゃいましたね。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
イーグルス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
ファイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
4回裏のコリジョンルールについて
まずは同点のチャンスだったものの、三塁ランナーの近藤がタッチアウトになった場面、ファイターズはコリジョンルール適用を抗議しましたが認められず、結局最初の判定通りアウトになった場面を振り返ってきたいと思います。
まずはコリジョンルールとは何か?例のごとく、wikipedia先生で調べてみましょう。
コリジョンルールは、公認野球規則6.01(i)項に規定されている。
規則の大要は、本塁での衝突プレイについて、
1.得点しようとしている走者が、走路をブロックしていない捕手または野手に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで、走路を外れることを禁じる
2.ボールを保持していない捕手が、得点しようとしている走者の走路をブロックする行為を禁じる
である。1の場合は走者にアウトを宣告し、ボールデッドとなって、他のすべての走者は接触発生の時点で占有していた塁まで戻らなければならない。2の場合は走者にセーフを宣告する。
(以下略)
wikipedia-コリジョンルールより
今回の場合、走者側のファイターズがアピールしているわけですから2のケースに該当するかどうかですが、画像で一度確認してみましょう。
ボールを保持していた選手(今回はイーグルス捕手・炭谷)がブロックしていたかどうかが争点になるのですが、外野手からの送球が三塁線側に逸れているので、逸れたボールを処理するために三塁線上でボールを捕球しざるえなかった、というのが審判側の見解かと思います。
解説で三塁側に立っているから・・・という説明をされていますが、公認野球規則にはそんな記載はどこにもなく、それはコリジョンルールではなく単純に走塁妨害が適用されるケースかと思います。
映像を見ていると故意に三塁線をブロックしているようには見えず、送球が外れたので効率的に処理するために、たまたまあの位置になってしまったので、捕手が故意に走塁妨害した、あるいはブロックする意思が見られなかったということで最初の判定通りセーフの判定になったかと思います。
僕自身の見解もこれでコリジョン適用されたら、ホームでのクロスプレーのほとんどがコリジョン適用になってしまうように感じます。
ファイターズファンとしては残念ですが、スライディングをしない近藤の走塁も疑問ですし、なるべくして無得点になってしまったというのが、今回のプレーの見解です。
ちなみにボナファイドルールについての記事はこちら。
8回表の決勝点の場面
もう一つ、物議を醸しそうな場面として決勝点を許すきっかけになった、一塁ランナー鈴木大地の盗塁を宇佐見が悪送球した場面です。
公式でこの場面の映像が公開されていないので文章のみでの説明になってしまいます。
打者浅村がフルカウントから四球を選んだ時と同時に一塁ランナーがスタート、宇佐見が二塁へ送球するも浅村が一塁に歩きかけようとしたのを避けて送球したら、悪送球になってしまいました。
浅村の動きが守備妨害になるかどうかですが、これは微妙ですが、浅村が一塁で歩こうとしている行動がたまたま送球の妨げになったとも取れますし、明確に妨害とは判断しづらい場面ではあります。
しかし、鈴木のスタートはフルカウントからのオートマチックスタートで、しかも投球がボールですから、二塁に投げても投げなくても、一塁ランナーには二塁までの自動進塁権が与えられます。
だから投球がボールという審判の判定を聞いていれば、そこまで無理して投げなくてもよかったんじゃないかと感じますし、仮にストライクと宇佐見がセルフジャッジして二塁へ送球したとしても、そこまで無理して投げることまでないとも感じます。
守備妨害かどうかというと、正直グレーなところですが、宇佐見が状況をしっかり判断していれば防げたエラーとも思います。
炭谷の件、そして浅村の件も相手がしたたかでファイターズが勝手にずっこけてしまった印象ですかね。
ファイターズにしたたかなプレーが少ないのはベテランが少ないところもあるのですが、相手のプレーで学ぶべきプレーがあれば、取り入れてほしいですね。
ということで以上、ハムかつサンドでした。
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