【8/10日本ハムvs西武】ボナファイドルールで後味の悪さも残った長時間試合はドロー

また引き分けですね。 後味の悪さも残った試合でした。

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ボナファイドルール

最初に触れなければいけないのは、やはり8回裏の清宮のスライディングに関する件です。

ボナファイドルールについてWikipediaを参照してみます。

日本の公認野球規則には「ボナファイド」という表現では出てこないが、メジャーリーグベースボールの Official Baseball Rules には2016年より「走者が正しいスライディングをせず、ダブルプレイを阻止する目的で、野手との接触または試みる場合、規則6.01に基づいて守備妨害が宣言される」(同6.01(j))という旨が明記されている。

この正しいスライディングとは、次のものをいう。(公認野球規則6.01(j))

1.ベースに触れる前からスライディングする(先に地面に触れる)。

2.足や手でベースに到達しようとする。

3.スライディング終了後はベースに留まる(本塁を除く)。

4.野手に接触しようとして走路を変更することなく、ベースに達するように滑り込む。

(後略)

ボナファイド ーwikipediaより

結果は最初はセーフと判定されますが、リクエストの結果、判定が覆りアウト、そしてボナファイドルール適用による守備妨害を取られ、打者走者の近藤までもアウトになりダブルプレーが成立となりました。

引用にもあるように、今回の清宮のスライディングは正しいスライディングの3番目の条件を満たしていない、と判断されたものと思われます。

僕もはっきり言って、これは守備妨害取られるだろうなとみていたので判定が出た時はやっぱりと感じたプレーでした。

清宮が故意にやったとは考えにくく、源田が転倒したのも偶然、源田の足が清宮の体に強く当たってしまい、転倒し一塁送球を阻害する形になったと思われます。

今回の原因を作ってしまったのは、清宮のスライディングの拙さです。

スライディングに入る場所がベースよりかなり近くから滑っているので、今回走塁妨害が適用されてしまったと考えられます。

今回のことだけでなく、ベースから近い位置からのスライディングは、足がベースに強く当たり、足首などの故障につながる危険性をあります。

これでチャンスを潰したことも今日は大きかったのですが、故障、しかも重大な故障につながる危険性があるので、スライディング技術はしっかりと身につけて欲しいものです。

この件で後味が悪い試合になってしまったので、本当に残念なプレーでした。

粘りの上原

今日の先発の上原ですが、前回同様、快投とはいきませんでしたが、それでも回2失点とまとめて先発投手としての役割は十分果たしてくれたと思います。

球種別の配球を確認すると、ストレートが3割ほどで、後が変化球と技巧派上原の本領発揮でした。

体格、力のあるストレートから見ると本格派のイメージを持ちそうな上原です。

しかしピッチングは繊細でその繊細さが昨年までの伸び悩みにつながっていたのかなと感じますが、今日のピッチングを見ると雑にならず、丁寧に、丁寧に投げてよく粘ってくれたと思います。

ただし、その丁寧さを欠いてしまった場面が3回の外崎の先制ソロHRの場面でした。

初球のストレートを大振りしてくれて空振り、これを見て再度ストレートを投げますが、外崎にはそのストレートを狙われました。

とのさきさん(仮)
とのさきさん(仮)

ストレート大振りすれば、ストレートにタイミング合わないと感じてくれるだろ・・

見ている方としては正直、見え見えの空振りだなあと思っていたのですが、見え見えのストレートを投げさすための演技でした。

上原、梅林のバッテリーは高い授業料を払いましたが、いい勉強をしたのではないでしょうか。

DAZN

捕手争いの明暗

今日のスタメンがスタメンマスクが梅林、そして古川がライトで先発と若手捕手2人が揃ってスタメンに名を揃えました。

相手先発が右サイドの平井ということもあって、左打者を並べたいという目的での古川スタメンかと考えられますが、まあ無茶しますね(苦笑)

最も守備は無難にこなしてくれて一安心でしたが、打撃は期待に応えてくれるのですから、非常に頼もしいです。

5回は近藤の2ベースから掴んだチャンスを古川、梅林の連打でまず1点を返し、7回にも古川は2本目のヒットを打ち、梅林にまたもチャンスが回ってきました。

しかし、ここでタイムリーを打っている梅林に代えて代打清水。

正直作戦だけ取れば、悪手なんですが、これにはBIG BOSSの意図を明確に感じ取ることができます。

BIG BOSSさん
BIG BOSSさん

後輩のキャッチャー、頑張っているよ。YOUも目立ってきなよ!

アピールができている古川、梅林に負けてたまるか!

そんな意地を清水に見せて欲しかったのでしょうが、残念ながら清水はあっさり三振。

結果、打てないのは仕方ないのですが、三振の仕方に絶対負けられない!といった執念を感じませんでした。

しかし、その後の今川が執念の見せ方を清水に見せるように、ライト前に落とす執念のタイムリーを打ち込んで、同点に追いつきます。

【上原吼えた!!】今川優馬『執念の同点タイムリー』(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV


ここまで感情を豊かにすることはないのですが、清水にもそういう負けん気みたいなものを見せて欲しいところです。

前政権では第一捕手の扱いでしたが、今や一軍安泰とは言えないポジションに追いやられている訳ですから、がむしゃらな姿を見せないと清水の立ち位置がさらに微妙なことになりそうです。

火消しの玉井

同点に追いついた後、北山がピンチを作り、北浦が火に油を注ぐ、ストレートの四球でワンアウト満塁の大ピンチを作ってしまいます。

北浦は山川のワンポイントだったのですが、これは北浦が右打者の方が投げやすそうという特性を判断しての起用だったんですが、変化球で逃げまくりのストレートの四球では話になりません

そこでリリーフに立ったのは火消しの玉井です。

【火消しの大翔】玉井大翔『満塁ピンチも“ゼロで切り抜ける” 大仕事!!』(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV


この日の見せ場は栗山を見逃し三振にとった場面でした。

初球、ツーシームを見せた後、インコースにカットボールをファールさせた後、インコースにストレート2球続けて、見逃し三振に取ります。

ツーシームで勝負すると考えた裏をかく見事な配球でした。その後の中村も討ち取り、ここで無失点に切り抜けられたのはさすが火消しの大翔です。

でも、平時にはなぜダメなんでしょうか?不思議なピッチャーです(笑)

というわけで以上、ハムかつサンドでした。

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