地方球場の試合らしい試合展開でしたが、なんとか逃げ切り。内容はどうあれ、意義の大きい試合に放ったと思います。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
ホークス | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 |
ファイターズ | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 6 |
地方球場らしさ① HR合戦
地方球場らしくホークス3HR,ファイターズHRと両チーム共同での花火大会のような試合でしたが、終わってみれば両チーム合計11得点を挙下ているのに対し、タイムリーでの得点はゼロと、一振りで試合が動いた試合展開でした。
HRの数は同じでもホークスがソロ3発なのに対し、ファイターズが2ラン2発にソロ1発と、ホークスよりは効果的にHRが出たことで勝利に近づいたのかなということでしょうか。
しかも先制2ラン、同点直後の一発と効果的な内容でしたね。
逆に言えば、ファイターズ投手陣がランナーを背負った時は致命傷を負わないようなピッチングができていました。
先発の伊藤を始め、無死満塁でのリリーフで犠牲フライの1点で凌いだ井口、いきなり牧原にソロを打たれ、その後エラーもあり、苦難のピッチングだったものの粘りきった玉井、そして久々のセーブの北山と決して完璧なピッチングではないものの、要所を抑えればなんとかなる、そう感じさせたゲームでした。

地方球場②失策多め、ただしファイターズのみ(涙)
地方球場は土のグラウンドが多く、旭川も土のグラウンドです。
慣れない土のグラウンド、前日の雨も影響もあったかもしれませんが、内野守備の乱れが目立ってしまいました。
渡邊のイージーゴロのエラー、清宮、中島のエラー、加えてゲッツー間違いなしのあたりで中島の悪送球もありと要所での守備の綻びが目立ちました。
一方、ホークスも同じ条件のはずですが、川瀬、周東が好守連発と対照的でした。
ファイターズは地方球場での守備の乱れが今季特に目立っています。
不慣れな環境で難しいかもしれませんが、それは相手も同じ条件なので言い訳にはなりません。
いつもと違う環境でのプレーに対しての事前準備ができているのか?ホークスの素晴らしい守備を見せつけられた試合だったので、なおその想いは強く感じました。
新顔奮闘
今日の試合は、主力ではない選手の奮闘が目立ちました。
まず決勝ソロのHRの佐藤。以外にも移籍後初HRでした。
最近は守備での奮闘が光りますが、元々はライオンズ時代から打撃が期待されていた選手ですので、内野のレギュラー争いをかき回す存在になってほしいです。
スタメンマスクの古川も結果的にはノーヒットでしたが、いずれの打席内容もよく、第一打席はあわやオーバーフェンスか?と期待される当たり。
それ以外でも左変則の嘉弥真にも打撃フォームを崩さずにセンター方向に運べましたし、想像以上に打撃に期待できそうです。
守備でも厳しい場面でもブロッキングがしっかりできて、バッテリーミスは起こさず、試合も再三のピンチを凌ぎ切れたことで今後のプレーに期待が持てそうです。
捕手のライバル・古川が内容で見せたのならば、郡は結果、しかも一振りで強烈なアピールをしました。
3−0からの4球目の甘いボールを強振しレフトスタンドへ、前回の1号HRと同じように高めの失投を逃さず、前回の成功体験を再現できたことが、郡の成長を感じる内容でした。
あとは打撃ではアピールできませんでしたが、守備で貢献したのが片岡。
一打同点の場面で柳田の左中間を抜けそうな当たりを打球反応が早く、俊足を飛ばしてランニングキャッチ。あれがなければ試合を落としていた可能性が高かったと感じます。
要所、要所で新顔が存在感をアピールしてくれたことで、今後の戦いも楽しみにはなってきますね。
直球見逃し王子
一方、精彩を欠いてしまったのは4番・セカンドでのスタメンの渡邊でした。
上述したイージーのセカンドゴロの失策もそうですが、3回1点リードで無死満塁での打席が大いに不満が残ってしまいました。
最初の2球は外のストレートを見逃し、直球破壊王子も今や直球見逃し王子になってしまい、三振。
今川がなんとか1点を追加してくれましたが、ここで渡邊が打ってくれれば、この回で石川をKOできていたと感じます。
結果はしようがないのですが、あまりにも消極的な打撃内容に若手の気持ちが出ているプレーとは対照的でした。
明日以降の渡邊の奮起に期待しましょう。
というわけで以上、ハムかつサンドでした。
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