【6/24日本ハムvsソフトバンク】奇策がスベッて6連敗

打線が全く元気なし。これではどうしようもありません。

123456789R
ファイターズ
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
ホークス
2
1
0
1
0
1
0
0
x
5
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相手を助ける奇策

初回ツーアウト1、3塁の場面のダブルスチール失敗。チグハグなチーム状況の象徴のような場面でした。

千賀の立ち上がりはあまり良さようには見えず、ストレートを始めフォークでも空振りが取れない状況でした。石井の2ベース、松本の四球で出塁、凡退した上川畑、野村もかなり球数を投げさせ、ジワリジワリと千賀を追い詰めていました。

アルカンタラの打席でどう攻めるのかと思いきや、ここでダブルスチールを仕掛け、しかも甲斐はトリックスローから三塁に転送で挟殺プレーの末、アウト。相手を助ける奇策でした。

千賀は4番の松本までに既に30球近く投げており、ここでじっくり攻めていれば、初回で崩せるチャンスはあったかも知れません。

じっくり攻めても、結局無得点だったかも知れませんが、球数を投げさせることで今後の展開が変わっていた、と言う可能性もあるので、簡単に奇策に走り攻撃終了では、相手からすればラッキーにしかありません。

この奇策も連発しているので対戦相手からすれば、もう奇策ではなくファイターズの作戦の一つとして認識されているでしょう。

しかも、この奇策が成功しても、たったの1点ですから、その1点で十分とはとても言えない初回ですし、まだ上沢がマウンドにも立っていないから、計算も立ちません。いろんな意味からも今回の作戦はリスクの割にリターンが期待できないと言う残念な作戦でした。

上沢不調

最も今日の上沢では、どちらにしても捕まっていたと思われます。

変化球が高めに入り気味でしたし、初回にはインコーススライダーのやや甘めのボールを豪快に運ばれてしまいました。

これで目が覚めてくれるかなとも期待したのですが、ピッチング内容は変わらないままでした。今日はホークス打線特に三森にファールでカットされ球数を投げさせられ、ボディーブローのようにダメージが蓄積されます。

これでも6回途中まで持ったとも言えますが、今日のピッチングではチームに勢いをもたらすことは、ちょっと厳しい内容でした。

今月は5月の月間MVPから一転、未勝利になりました。好投しても勝利がつかないと言う試合もありましたので、内容自体は4月と比較しても悲観することはないのですが、勝ち星を稼いで欲しい投手には違いありませんので、こういうところが今月のファイターズの停滞を表現しているのかなとも感じます。

深刻な貧打

それにしても連敗中、打線が完全に冷え込んでしまいました。

4,1,2,0,3,1,1と得点は6試合で12得点。安打も5試合連続一桁安打と元気がありません。

得点力不足は原因は明白で万波らの一発攻勢がほとんど見られなくなったことです。元々得点パターンも豊富でないチームですし、打者も一発か三振かというバッターが多すぎるチーム構成が響いてきています。

反対に、今日のホークスはチャンスメークするバッターがしっかりと球数を投げさせ出塁に徹し、そして機動力がある選手は貪欲に先の塁を目指していました。

今日のホークスのような攻撃がファイターズもできれば、得点力も上げることが可能です。

しかし、今のファイターズはチャンスメークできるバッターが極端に少ないですから、そのようなバッターもどんどん育てていかないと今後も厳しい戦いになるでしょうね。

ということで以上、ハムかつサンドでした。

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