勝利投手ではなかったけど、竜退治の勇者はエース以外、ありえません。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ファイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 2 |
この素晴らしいエースに労いを!
前日にも書いたように、リリーフ陣が苦しい中で迎えた本日の試合、上沢が9回を投げきりました。
今日は少しでも長いイニングを投げてほしいとベンチは願っていたと思われますが、それに応えるピッチングでした。
上沢もイニングを意識して投球していたのか、早いカウントではカットボール、ツーシームを投げ、相手打者を早打ちさせるように仕掛けるピッチングで見事、9回を124球で実質完投のピッチングでした。
木下の同点タイムリーは明らかに失投で、本日唯一、本人も悔いが残る投球になってしまいました。
それ以外にも時々カット、ツーシームが抜ける場面はあったものの、決してカウント負けしないようにカーブでカウントをとったりするなど、相手に的を絞らせないピッチングで、投球内容としては相変わらずの安定感でした。
だから、勝ち星という形で報われてほしかったんですけどねえ。
先日、5月の月間MVPの受賞が発表されましたが、今月も先月同様の安定感でチームを支えてくれそうです。
この素晴らしいサヨナラ打に祝福を!
上沢ら投手陣の頑張りに最後の最後に応えてくれたのが、途中出場の谷内でした。
昨季は完全に守備の人のイメージが強い谷内ですが、監督が変わり,BIGBOSSからは打撃も期待されているような噂をよく聞きます。
もともとスワローズ時代は、打撃もそれなりに評価されていたようですが、ファイターズに移籍してからなぜか守備専門のイメージがついていました。
そんな選手がセットアッパーの154キロの真っ直ぐを弾き返し、センターオーバーのサヨナラヒットを打つなんて、野球はおもしろいものです。
今日のヒットを見ると、決して守備専門ではないと見抜いた、BIGBOSSの眼は間違っていなかったということでしょうか。
決して主役タイプの選手ではないのですが、いぶし銀の活躍を今後もお願いします。
この素晴らしいルーキーに称賛を!
先制点となったタイムリーを打ったのはルーキー上川畑でした。
しかも、打った相手が大野ですから、これは非常に価値あるヒット。
5回2アウト1,3塁から大野の外角の真っ直ぐをしっかり外野まで弾き返しているわけですから、もう守備型選手とは言わせないバッティングです。
今日の大野は真っ直ぐが多少高めに集まっていたこと、そしてピンチの場面で前打者の中島もそうだったのですが、外中心で安全策の配球であったこともあり、上川畑にとっては、配球が読みやすかったこともあったかも知れません。
それでも先制タイムリーを打ったことは間違いのない事実。自信を持っていいバッティングでした。
前の打者の中島も、自分で決めきれないまでもしっかりとボールを見極め、四球を選び、次打者に繋いだことは評価すべき内容だったと思います。
今の中島はかつてのファール打ちの技術は見せることはないのですが、今日はしっかりとボールを見極め、中島自身ができることはきっちりやっての結果です。
しかし、四球で繋ぐことまでだった中島、きっちりタイムリーを打った上川畑、この2人が素晴らしい仕事をしてくれたことはもちろん変わらないのですが、内容的には大きな差がついていること、実は中島が一番感じていることではないでしょうか。
中島がここを自分で決められる選手になり得なかったことが、今のポジションになってしまっていると思いますので、レギュラー復帰を目指すならこういうところで活躍が欲しいところです。
サヨナラの場面、そして同点に追いつかれた場面と両者エラーでの出塁がきっかけの失点となってしまいましたが、今日のような投手戦ではやはり、エラーは致命傷でした。
明日はしっかりと守っていきたいところですね。
というわけで、以上ハムかつサンドでした。
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