昨日の選手登録で宮西が登録抹消、二軍へ再調整することになりました。
そして、BIGBOSSが以下の記事で登録抹消の理由、そして復帰目処について話しています。
【日本ハム】新庄ビッグボス、宮西尚生抹消の理由明かす「実績とか関係なし」無期限で再調整へ(日刊スポーツ・Yahooニュース)
日本ハム新庄剛志監督(50)が試合後に、この日出場選手登録を抹消した宮西尚生投手(36)について語った。
「前々回も前回も、あんまり良くなかったから。あとは、宮西君にしてほしいことは、スライダーの曲がりがちょっと早い。もっともっと、彼がやってきたバッター寄りでクッと曲がる変化球をBOSS組(2軍)でもう1回、やってもらいたい。みんなが挑戦をする年なんで。誰であろうが、実績とか関係なし」と、無期限で再調整をさせる考えを明かした。
宮西は5月31日広島戦(マツダスタジアム)で8回に登板し、先頭打者に二塁打を浴びるなど1死三塁のピンチをつくって降板。リリーフした玉井大翔投手(29)が決勝犠飛を許し、失点が付いた宮西が負け投手となっていた。今季は5月21日西武戦(札幌ドーム)で9回にリリーフ登板し、史上8人目の通算800試合登板を達成した。ここまでは20試合登板で0勝2敗、1セーブ、5ホールド、防御率5・00という成績だった。
Yahooニュース・日刊スポーツより引用
ストレートが多い宮西
最近の宮西は確かに、まっすぐの投げる割合が多いような気がしていました。
31日のカープ戦も、堂林には最初のボールだけがスライダーで、あとは全てまっすぐ。
投球の幅がないため、最後には堂林にはまっすぐのタイミングで1.2.3のタイミングで長打を打たれていました。
この対戦は長打を打たれる前にもHR級の大ファールも打たれていましたが、それでもまっすぐを投げたということは、宮西自身がよっぽど、スライダーの精度に自身がないのかもしれません。
以前にも、まっすぐを連投して抑えていたことがありましたが、この頃からスライダーの精度が不安定だったのでやむなく、まっすぐ押しをしていたと思われます。
このときは、奇策でもなんでもなく、苦し紛れのまっすぐ連投だったということだったと考えられます。
スライダーの曲がり
監督が言うように、変化球の曲がりが早いとバッターには見極められてしまいます。
まして、宮西のスライダーは曲がりも大きい独特のものですから、曲り位置が早いとバッターの見極めは容易なのかもしれません。
結局はまっすぐに頼らざるをえないということになり、結果、痛打されてしまっているのが現在の宮西の投球です。
ここまで降格させなかったことに疑問を持つ方もいるかもしれませんが、これは実績充分の宮西だから、実践で修正してくれるはず、という期待と言うか、信頼が大きかったと思います。
若手なら難しいですが、コンスタントに実績を積み重ねている宮西ならできると考えるのは極めて普通の考えで、それを繰り返してきたからこそ、14年連続50試合登板ということをやってきたわけです。
BIGBOSSのコメントでは、期限付きの抹消ではなく、完全に復調してからでないと再昇格はなさそうです。
プロに入ってから、最大の試練を迎えていますが、果たして本来のピッチングを見せてくれる日が来るのか、その日が来ることを期待したいです。
以上、ハムかつサンドでした。
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